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2010年7月26日 (月)

沖縄の名字

 沖縄の名字は、難しい。その理由に、漢字で三字の名字が多いことがある。瑞慶覽(ずけらん)、仲村渠(なかんだかり)、冨名腰(ふなこし)、与那覇(よなは)、與古田(よこだ)などなど。沖縄の新聞は、人が亡くなると死亡広告が毎日、一ページ分も掲載される。それを見ると、「こんな姓もあるのか」「こういう読み方なのか」といまだに驚くことがある。

 戦前は日本が、沖縄人を天皇の臣民として、大和化を進めた。沖縄の名字につていも、大和風の姓にするように強いた。そのため、仲村渠は仲村にしたり、真栄田(まえだ)は前田にする、冨名腰は船越というように、改める人が多かったという。 読み方も、金城は本来、「かなぐすく」だが、いまは「きんじょう」「かねしろ」という具合だ。

  姓といえば、同じ琉球弧のなかの奄美諸島では、一字の姓が多い。歌手でも「元(はじめ)ちとせ」、「中(あたり)孝介」なんか有名だ。『奄美大島物語』を書いた人は「文(かざり)英吉」という。ほかにも、「麓」(ふもと)、「向」(むかい)など。

 なぜ、一字の姓が多いのだろう。聞くところによると、奄美は琉球王国に属していたが、400年前に薩摩が琉球に侵攻して、奄美は琉球から切り離して薩摩の直轄の植民地にした。その後、奄美の住民の姓は、薩摩本領と区別するため、一字の姓にするように命じたという。

 ところが、薩摩は琉球には、逆に「大和めきたる名字の禁止」をしたので、2字の姓は3字の姓にするようになったという。これは、琉球王国が中国にも属して、貿易をしていたので、琉球が薩摩の属国となったことを隠して、貿易を続けるため、琉球の風俗を大和風にするのを禁じた。その一環だろう。  というわけで姓には、そんな歴史が刻まれている。

 姓には、人々の思いがある。地名とのつながり、人々とのつながりなどがある場合が多い。そこにアイデンティティを感じる人もいる。今年は日韓併合100年だというが、日本が朝鮮を支配した時、やはり日本名を強いた創氏改名の歴史が思い出される。

 

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コメント

ウチナーンチュの名前の歴史には、さしずめ「薩摩のユー」から「大和のユー」とでもいうべき翻弄されたいきさつがあったんですね。引っ越してきて最初に入ったヨーガサークルで知り合ったウチナーンチュの名字で「マエシロ」さん、「サクガワ」さんていう人がいて、てっきり「前城」、「作川」だと思ったら、「眞榮城」さん「佐久川」さんでした。先日新聞の死亡広告を見ていたら「下茂原」さんという名前があったんで、なんて読むのかルビを見たら、「シモバル」さんでした。「シ」は「下」、「モ」は「茂」、「バル」は「原」。「下」一文字で「シモ」でいいと思うのに、「下茂」で「シモ」。ウチナーンチュの死亡広告にルビは絶対必要!あと、名前にはそれだけいろんな歴史が刻まれてるのに、屋号だけは生まれた時から死ぬまで先祖代々「正統なウチナーンチュの歴史」が受け継がれているのはおもしろいですね!ヽ(´▽`)/

 姓にはいろんな思いがあるから、為政者の都合であれこれ変えろなんておこがましいよね。
琉球の士族は、王国の時代は、子どもの時は、「童名(わらびなー)」があり、大きくなると、今度は中国風の「唐名(からなー)」と大和風の名前と二つあったそうだから、ややこしいね。
 名前でややこしいといえば、名乗り頭があり、同じ名字でも、「伊江」姓だと名前に一字「朝」をつけるとか、知名定男なかも、お父さんは知名定繁だし、知名姓は「定」をつけるとか。だから、やたら同じ名字で似た名前になるから、もうこんがらかるよ!。

童名は士族じゃなくても、現代でもつけられてるみたいだよ。ヨーガサークルの比嘉さんは那覇んちゅで、今61歳。「童名はありましたよ」、って言ってた。(^^♪同姓同名が多いから、ウチナーンチュは名前で呼び合うんだろうねえ。名字で呼び合うと複数の人が反応するから。ψ(`∇´)ψ

 そうですね。それに、沖縄では「屋号」がみんなありますね。死亡広告でも、みんな屋号を書いている。沖縄で初めて税務署で申告する時、屋号を書く欄があり、びっくりしたね。
 ラジオ番組でもRBCの「久茂地放送屋」では、リスナーが投稿する時には、ラジオネームではなく、「屋号」でメールしないといけない。大和の人が初めてこのラジオ番組を聞いたら、、「これってなに?」という感じだろうね。


「久茂地放送屋」には、あたしもメールしてます。あたしは屋号がないので、作りました。屋号ネーム「すうまぬめえじゃ、すまぬめえ」でーす。「すうまぬめえ」は近くの沖縄そば屋の店名。店のご主人の屋号だそうですよ。

面白い屋号ですね。屋号はみんな意味があるんですよね。「すーまぬめー」は「潮真の前」とかいう意味家ですか?。まあ、「久茂地放送屋」の屋号は、おふhざけ系が多いですけどね。

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