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2010年9月17日 (金)

97歳祝う「カジマヤー」

 長寿の島・沖縄では、旧暦8月8日に、数え年で88歳の米寿を「トーカチ」と呼び祝う。9月7日は「カジマヤー」と呼び祝う。北部山原の国頭村では、老人福祉施設で暮らす二人を、17日に敬老の日に合わせて、盛大に「カジマヤー」を祝ったそうだ。NHKで報道された。

   013NHKから。玉城ツルさんに風車を渡す

 「カジマヤー」とは風車のこと。子どものように童心にもどることを意味する。祝いの座には風車を飾る。必ずド派手な赤い着物を着る。飾り付けた車に乗り、地域をパレードする。子や孫、親戚、地域の人々がこぞってお祝いをする。

 この老人福祉施設では、宮城太三郎さんと玉城ツルさんがカジマヤーを迎え、みんなが祝ったという。沖縄では、カジマヤーをとにかく、地域を挙げてお祝いする、そしてみんな長寿にあやかりたいと願う。やっぱり、長寿でカジマヤーを迎えることは、ただ個人やその家族の喜びというだけではなく、地域にとってもうれしく、誇りあることだ。このあたりが、沖縄ならではの素晴らしいところだ。

 ツルさんは、「沖縄民謡が大好き」「胸一杯でうれしい」「ご飯もイモもよく食べる」とテレビでも語っていた。二人ともとても元気そう。   

      006NHKから。宮城太三郎さん

 これから、旧暦9月7日、新暦では10月14日にかけて、沖縄中の各地で、カジマヤーのお祝いが地域を挙げて行われる。

    012_2 NHKから。パレードする車

 長寿を祝う民謡がある。沖縄では、12年ごとにめぐってくる干支の年に生年祝いをする。それを主題にしたのが「御年日ぬ唄」(うとぅしびぬうた)である。サークルでも弾いている。「85の年日 88トーカチ 百歳とカジマヤー お祝いしましょう」という意味の歌詞だ。「花のカジマヤー」という唄は、車でパレードするときに流すそうだ。また、長寿にあやかりたいという唄もある。「あやかり節」だ。「このお屋敷の 裕福さは 長寿の神が宿っておられる 白髪になっても 若々しい どうか私達にも 今日のよき日に あやからせて下さい」などと歌う。敬老の日など、民謡歌手はかならずこの唄を歌う。

 大いに長寿にあやかりたい。元気でカジマヤーを迎えたいものだ。

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コメント

毎年「カジマヤー」のニュースはみますが、見るだけでこちらも幸せな気分になります。今の90代の方は沖縄戦を生き抜いた方ですから。温泉オバーでも「自分の姑のカジマヤーをやった」という人は少なくありません。温泉オバー自身はまだまだ70代80代の人が多いんで、「目指せ!カジマヤー」です。
ところで年の祝いというのは、「100日祝い」から始まり、一歳の「タンカーユーウェー」、「7・5・3」(これはヤマトから入ってきた習慣)をやって「十三祝い」「成人式」となりますよね。「十三祝い」以降十二年に一度の「年日」ってあるはずなのに、間を飛べして「85歳」の祝いに飛ぶのはなぜなんでしょう。
「風車」というタイトルの池上永一さんの本はよかったですよ。

 生年祝いの「トゥシビー」は、沖縄では生まれた干支の年が厄年になり、この年は、結婚や新築、引っ越しなど避けるそうです。女の子は25歳の時は、もう他家に嫁いでいることが多いので、13祝いを盛大にするそうです。12年ごとにトゥシビーはくるけれど、一般には61歳の還暦祝いから盛大に祝うと言います。73の祝い、85の祝いもあります。88歳のトーカチはトゥシビーには当たらないけれど、米寿ですから、祝いますね。なぜトーカチというのか? それは米寿に沖縄ではおコメを山盛りした上に「斗かき」という竹筒を挿して、祝いにきた客に土産として渡したことに由来するそうです。以上は「よくわかる御願ハンドブック」の受け売りです。
 池永さんの「風車祭」は、琉球・沖縄の歴史と民俗の知識が満載された上に、ファンタジックな要素も入り、長いのにどんどん引き込まれますね。それに比べて、最新の「テンペスト」は面白さは大分劣りますね。

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