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2010年9月 7日 (火)

沖縄に寺はあっても檀家はない

 大和の田舎にわが家の菩提寺があった。遠からず葬式を出す必要が出てきそうなので、寺に問い合わせてみて驚いた。「もうお布施が長くないので、お宅は檀家から削除されています。だからうちでは葬式はできません。そうですね。檀家に戻すには、この間の分として100万円は納めてもらうことになります」とのこと。うーん、困った!。わが家の菩提寺は曹洞宗だったので、なんか特に厳格のようだ。寺にきちんとお布施を続けていなければ、一回だけというのはお断りなのである。まあ、お寺の側からみれば、檀家に支えられて成り立っている。

 それで、困ったあげくに、首里にある同じ曹洞宗のお寺に問い合わせてみた。「檀家にしてもらうにはどうすればいいでしょうか?」。その答えがこうだった。「沖縄には檀家はないんですよ」「エッ、ではお葬式を出すにはどうすればいいんですか」「それは、お布施のあるなしや、宗派とかに関係なく、だれでも要望があればお応えしています」。なるほど。

 そういえば、もともと檀家制度とは、徳川幕府がキリスト教を禁止し、民衆をどこかの寺院に所属させるため、檀家制度を設けたそうだ。みんな寺院に人別(戸籍)を登録させた。だからお寺が戸籍の管理までしていたという。でも琉球は、薩摩に支配されていたとはいえ、一応、独立国の形をとっていたことから、徳川幕府のやり方はそのまま持ち込まれない。檀家制度は作られなかったようだ。民間信仰が強く、庶民にはあまり仏教が浸透していなかったので、もともと庶民もすべてお寺にしばりつけることは無理だったのかもしれない。

 まあ大和でも、大都市と地方の田舎では大分、事情が違うだろう。檀家でなくても、葬儀屋さんと結んで、葬式に来てくれるお坊さんはいる。でも、わが田舎にはいない。お墓は田舎にあるが、もう檀家はなくなったナイチャーにとっては、わが大和の田舎のような檀家制度がいまなお根強いところよりは、檀家のない沖縄のお寺の方がいいのかもしれない。沖縄のお寺事情を知り、そんなことを思った。

 

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コメント

そういえばそうでしたね。沖縄のお寺には檀家制度がないって言ってましたね。じゃあ、お葬式で来てきれてるお坊さんは、その時限り頼まれて、っていうことですかね。お布施がないとお寺の維持などはどうやりくりしてるんでしょう。お寺経営。沖縄には家のなかだけでも、「火の神」「トイレの神」「床の間の神」しいては「屋敷の神」へのお供え、ウートートーが「日課」になっているので、確かにお参りにお寺さんがいないと困る、という事情はないですね。

 お寺事情はよくわかりませんが、檀家がなくて、日常的なお布施がなくても、葬儀や法事をするたびに、お布施、謝礼があるだろうし、初詣などお賽銭があり、おみくじ、お守りの売上げなどもあるでしょう。墓地を販売しているところもあります。檀家という形でなくても、近くのお寺に代々お世話になっている人もいるでしょう。寺の改修などのときは、寄付をお願いするでしょう。沖縄の民間信仰は根強いけれど、でも葬儀や法事はお寺にお世話になるんじゃないでしょうか。まあ、まだ沖縄に住んで1回も、お葬式に出たことがないので、実際はまるでわかりませーん。

レキオアキアキさん 初めまして。
沖縄で曹洞宗のお寺を探していて、レキオアキアキさんのブログにたどり着きました。
首里の曹洞宗のお寺の名前を教えてくださると助かります。
私は関西から移住してきて、今度法事をしたいのですが、
沖縄で曹洞宗のお寺が見つからなくて探している所なんです。
この場でもメールでも構いませんので、よろしくお願いします。
メールアドレスは
toshigoli6591-17@tutuji.jp です。

首里にお寺は禅宗がほとんどですが、曹洞宗は私の知る限り禅宗西来院だるま寺があります。首里城の裏にあり、初詣にいったことがあります。

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