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2010年9月12日 (日)

番組テーマ曲は「がんばろう」

 沖縄のラジオ番組で、今もっともウチナーネタで盛り上がるのは、rbcの日曜午後零時から3時間の「久茂地(くもじ)放送屋」という番組だろう。そのテーマ曲が、民謡歌手大工哲弘さんが歌う「がんばろう」である。これはトーゼン島唄ではない。

 福岡県大牟田市生まれの荒木栄さんが、1960年当時、三井三池炭鉱の大争議の中でつくった曲だ。労働歌である。だから、労働運動やうたごえ運動でさかんに歌われた。それがなぜ、ウチナーローカルラジオ番組のテーマ曲なのか?。それはよくわからない。

 でも、大工さんは、「沖縄を返せ」を歌ってこの曲をよみがえらせた。「がんばろう」も、歌ってともにCDに入れている。もう島唄のように歌っている。だから近くの八百屋でも大工さんが歌う「がんばろう」が流れていた。大工さんも、長く那覇市役所に勤める労働者だったので、早くからこれらの歌に親しんでいたのだろう。

 「久茂地放送屋」は、沖縄の人気お笑い集団「FEC」の山城智二、賀数仁然(かかずひとさ)の両氏が司会する「おバカ教養番組」である。リスナーがメールを寄せるのも「ラジオネーム」ではなく、「屋号」で送る。沖縄は同姓同名や紛らわしい名前が多いから、屋号が生きている。面白いネタを提供すると、琉球王府の位階制度にならって、位を授けてくれる。面白いネタを提供していると、だんだん昇格できる。まあ、ウチナーネタ満載の番組である。今日も3時に番組が終わると、「がーんばろうー、つきあげる空に くろがねの男のこぶしがある」と大工節が流れてきた。 

 いまだ米軍基地に悩まされ、なにかと苦労が多い沖縄県民に「がんばろう」というメッセージなのか、どうもそうではないようだ。でも、なんか元気が出るテーマ曲であることは確かだ。ウチナーネタ満載で、これからも、おバカにして教養がつく番組づくりに頑張ってほしいと思う。

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コメント

プログは残らず楽しみに読ませていただいております。
ここで、まとめてブログの順序には関係なくまったくアットランダムに感想を一つ。
私は仏像美術に関心があり、退職後、二年間、妻と二人で日本の仏教文化の原点である奈良県に移住して仏像巡りをしたほどです。そのことは拙著にもまとめました。
そんな立場から見ると沖縄での仏教文化はさほど古くなく、広まってもいないことはブログを読みよく理解できました。そんな風土のため仏教文化にかかわる仏像や寺社、そして絵画が指定の対象になっている「国宝」が沖縄では極端に少ないのです。
いかにも沖縄らしいと思うのは貴重な国宝指定になっているのは2006年初指定になった琉球国王尚家の宝冠や古文書など一括して1251件のみ。ブログにある冊封使による国王の認証儀式などにかかわるものです。

と、まとまりもないことを書きましたが、何をいいたいかというとレキオ・島唄アッチャーさんがプログで指摘しつづけていることが、「国宝」という視点から見ても、なるほど裏づけられているなあということです。私のいいたいこと、分かっていただけましたでしょうか。
おそまつなコメントで申しわけありません。

 ミヤギのツブヤキさん。いつも丁寧なコメントありがとうございます。
ご指摘のように、仏像など沖縄に来てからほとんど見たことがありません。正月に首里の禅宗系のお寺を回った時、寺の門の両側にある仏像を見たぐらいです。庶民層には仏教より、土着の民間信仰が根強いし、中国の道教の影響もあります。それが、また大和とは違った文化、伝統、風習をもたらし、沖縄らしい色彩と魅力をもたらしているだろうと思います。
 仏像といえば、日本では木彫りが当たり前だけれど、中国では石の仏像が多いですよね。でも沖縄には石の仏像もないですね。石といえば、シーサーだし、龍もあるけれど。
 沖縄では、古くからの信仰の対象を見て回るのは、お寺ではなく、御嶽(うたき)めぐりですね。御願場所を回るツアーもあります。これらを見ると、神は自然のいたるところにいるようで、汎神論のようです。でも、古来から、島に生きる人々が祈りをささげた気持ちが、(無神論者であっても)なにかわかる気がします。

久茂地放送屋はただしくは「くむじほうそうや~」と発音します。民連の九州沖縄地区の放送賞で、バラエティー番組の優秀賞を受賞したんですよ。ともじとひとさは「ウチナーの歴史・伝統・風習を深~くゆる~く伝える『オバカ教養番組』と自称していますね。大工さんの「がんばろー」はテーマソングではなくて、番組の最後の締めで流す曲です。数ある島唄のなかであのふたりがなぜ「がんばろー」を選んだのかはわかりません。強いて意味合いはないかもね。だって番組中にかける曲が5曲ぐらいあるげど、みんな洋楽だもんね。うちの「屋号」は「すうまぬめえじゃ、すまぬめえ」です。現在、「仁屋」。早く「子」に昇格したいんですが、メッセージの内容がいまいちなのかもしれないです。ウチナーンチュリスナーが送るメッセージはオカアネタとかオバーネタとか、それこそウチナーンチュの生態が「深~くゆる~く」伝えられるものなので、ナイチャーのうちには太刀打ちできません・・・。来週の「ぐぅわさぐぅわさまんり」は「敬老の日」にちなんで「オジ-」「オバー」です。みんな自分のオジーオバーの話を送ってくるので、リアリティーがあり、おもしろくなるでしょう。
大工さんの「真実」っていうのを知りたいものです。

 「がんばろう」は、エンディングの曲なんですね。まあ、また一週間、お互いに頑張っていこうね、というぐらいの感じでしょうか。
 いくぼーさんは、でもナイチャーなのに、ウチナーネタで「仁屋」(にや)に昇格したからたいしたものですよ。次狙うのは「子」(し)ですね。その上は「親雲上」(ぺーちん)、その上は「親方」(うぇーかた)ですね。

 久茂地放送屋は毎週日曜日午後零時からの生放送です。

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