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2010年9月23日 (木)

満月の夜は綱引き、その2

 いよいよ綱引きである。綱は、字糸満の10の区で小綱が作られ、それを22日朝から国道331号線を交通規制して、大綱に作り上げられた。綱は直径が最大1・5mあり、重さは10トンもある。結合された綱は180mある。

    045 これは雄綱

雄綱と雌綱を引き寄せて合体させなければいけない。重いから大変だ。雌綱の輪に雄綱を通すと、180㎏もあるカヌチ棒を差し込む。この綱の合体が見ものである。

   093 カヌチ棒が通された

 さあ、いよいよ本番だ。その前に、糸満の伝説上の人物に扮した支度(したく)と呼ばれるりりしい若者の登場である。中学生が北組は「マカビチャーン」、南組は「イチマンマギー」に扮する。戸板に載って、中央でにらみ合い、威勢を競い合う。

  095 北組の支度、マカビチャーン

  099 南組の支度、イトマンマギー

 支度による競い合いが終わり、綱引きの旗が振られた。180mの綱を一斉に引き合う。

     107 懸命に綱を引くがなかなか動かない

 互いに力一杯引き合うが動かない。すると今度は南組が引き、北組は綱に乗って動かさないようにする。次は交代して北組が引く。交互に引く。少し北側に綱がずれる。でもルールは30分で、10m引いた方が勝ち。時間内に引けなければ2m引いた方が優勢勝ちとなる。勝負は28分46秒引き合った結果、昨年に続き北組が勝った。これで1947年以来、通算して北組32勝、南組28勝、4引き分けとなった。

     108  南北が交代で綱を引くのが面白い

大綱引きには4万5千人が参加した。糸満大綱引きは、万人綱(マンニンジナ)、衆人綱(スニンジナ)と呼ばれ、誰でも参加できる。終わると、みんながいっせいに小綱をナイフで切り取り持ち帰る。家で大事に飾り、お守りにする。わが家にも台所に飾られている。

 一夜明け、朝起きると、腰に張りがあり違和感がある。「おかしいな、腰が痛くなるなんて?」と思った。「そうだ、これはきっと昨夜、少しだけど力を込めて綱を引いたからだ!」。原因がわかった。

  112 8月15日の夜の満月である

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コメント

私は写真を撮るために雄綱雌綱の中央付近にいて、合体やカヌチ棒が入るところなんかを撮っていたんです。当然そこは綱引き最前列になるわけで、そこらへんの綱を持っているのは、青年会のモモヌチハンターを着たガタイのいい青年ばっかりがいました。綱引きがはじまると、写真を撮っている私にその人たちが容赦なくぶつかって、痛いのなんの。そういえば沖縄大学の民俗学で「真栄里の大綱引き」を習った時、綱引きは危険なので最前列には力のある青年がつくこと、女子供は最後列につくことと決まっていると教えられたのを思い出しました。去年綱を引いた時は確かに最後列の方にいたような気がします。
合体に時間がかかりましたが、重いし危険なのでしきりに「よんなーよんなー」と言いながら慎重にやっていましたね。那覇大綱引きではああいう場面が人が多すぎて見られないので、大変貴重だと思います。来年は真栄里の大綱引きに行ってみましょうか。

 綱引きの最前列はやっぱりとても危ないですよ。喜屋武の綱引きなど「ケンカ綱引き」と言われるほど。糸満では、真栄里の綱引きは伝統あり、来年は見たいですね。それに与那原の綱引きも有名だし、まあ沖縄は、ハーレーと綱引きは全島いたるところでありますね。それにしても、あの大きな綱をつくるのは大変な仕事だと思うけれど、稲わらもいま水田は極めて少ないのに、よく大綱をつくれるものですね。
 伝統ある綱引きに行くと、やっぱりそこに込められた豊作、豊漁、子孫繁栄などへの願いが感じられるね。

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