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2010年9月 2日 (木)

カヌチャリゾートの憂い

 少し前になるが、名護市のカヌチャベイホテル&ヴィラズに泊りに行った。名護市の東海岸の大浦湾に面した絶好の位置にある。80万坪の広大な敷地に、本格ゴルフコースからプール、展望浴場・サウナ、フィットネスなどの施設と多彩なホテル棟が建ち、レストランに行くにもトロリーバスやカートに乗るほどだ。「心の楽園」「ゆとリズム」などが売り。のんびりと過ごせた。

 ここは、名護市の汀間(ていま)から安部(あぶ)にかけ広がっている。この地名、民謡に詳しい人ならピンとくる。そう。「汀間当」の唄の舞台だ。「汀間と安部境の川の下浜降りて、丸目加那と請人神谷が逢っていた 恋の話、本当か、真実かや」(訳文)と歌い出す。村の美人・加那と王府の役人・神谷の恋を、村の若者たちがはやし立てる内容だ。早弾きでテンポがよく人気がある。その歌碑が、なんとホテルの敷地内にあったのにはビックリした。

    081 カヌチャベイホテル

 このホテルから眺めると、青い海の向うに見えるのが、辺野古岬である。日米政府の合意ではここに普天間基地を移設するという。専門家の報告書では、滑走路をV字とI字の両案を併記した。I字案では、モロこのホテル上空を飛ぶことになる。V字案も、米側は垂直離着陸できるМV22オスプレイの配備を想定し、これまでの説明より陸側に飛ぶコースを採用せよと主張している。まあ、普天間の現状を見ても、海兵隊は説明通りには飛ばない。住宅地の上空を好き勝手に飛んできた。だからV字だろうがI字だろうが、辺野古に巨大な新基地を作れば、もうリゾートホテルは、騒音に襲われることは目に見えている。

   066_2 遠くに見えるのが辺野古   

 なにより、名護市から宜野座村にかけ、周辺の住民の住環境は壊され、ジュゴンの来る海も埋め立てられ、取り返しのつかない悪影響を受ける。軍用機と米兵による事件、事故の危険にもさらされる。滑走路の形の問題ではない。V字だろうがI字だろうが、県内への新基地建設はノー、というのが県民の声ではないだろうか。

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コメント

カヌチャはほんとに迷惑な話ですね。あそこは大きなゴルフ場があって、県外の利用者から好評じゃないですか。汀間当の碑があるっていうところが、沖縄の地元ホテルっぽくていいですね。民主党の代表選をみていても、菅も小沢も「日米合意」通りにいくんですよね。ふたことめには「沖縄の理解」っていうけど、「いつまでそんなみえすいたいいわけしてるんかいな」と思います。まったく。

 「カヌチャ」というのは、漢字で書くと「神着」となるそうですね。なんか外国語っぽかったけれど、漢字を見るとウチナーっぽく聞こえます。民謡の「汀間当」(ていまとう)で歌われている、美人の加那さんと、役人の神谷さんは、二人とも実在した人物だそうですよ。
 辺野古に基地が作られれば、リゾートホテルはなりたたない。だから自衛隊の保養所に買い上げてもらう、とかいう話を聞いたことがあるけれど、「本当かや、マコトかや」。まあ、民主党で菅、小沢かどちらがなっても、県民が反対しているかぎり、力づくで押し付けるのはできないでしょう。アメリカって、徳之島にもっていく話が出た時は、たしか「地元が反対しているところに移設できない」と言ってましたよね。沖縄・辺野古になると、いくら地元が反対しても造れ、というのも自分勝手は話。沖縄が日本に復帰してからは、沖縄県内に新たな米軍基地は造らせていない。やっぱり、海兵隊はいらない、普天間基地はもうアメリカに持ってかえって、という声が強くなるばかりでしょう。

突然すいません!

『2010年国際ジュゴン年に~基地ではなく ジュゴン保護区を』の署名を、集めています。どうぞ、ご協力よろしくお願いします。

☆署名用紙の署名とインターネット署名(日本語・英語)があります。
 できれば全てにご協力お願いします(重複OKです)。
 *インターネット署名(日本語版)
  http://www.shomei.tv/project-1384.html
 *インターネット署名(英語版)
 http://www.thepetitionsite.com/1/no-to-military-baseyes-to-dugong-protection-area
 *署名用紙のPDFはこちら
  http://www.sdcc.jp/iucn/2009-2010-sign.pdf
 *署名の詳細はこちら
  http://www.sdcc.jp/iucn/2009-2010-petision.html

 人間もジュゴンも住み続けられる環境を守ることが大事ですね。

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