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2010年10月 5日 (火)

米空軍、飲酒・外出禁止を一週間で解除とは

 米空軍嘉手納基地は、米兵の外部での飲酒による事件が相次いだので、飲酒・外出禁止をしていた。でもそれが4日、なんとわずか一週間だけで終わりになった。これって、何の意味があるのだろうか。

 9月19日、北谷町で警官を殴った大尉が現行犯逮捕され、那覇市内では兵長が酒気帯び運転で現行犯逮捕されるなど、飲酒にからんだ事件が続発していた。もともと、沖縄で事件を起こすのは、あらくれ海兵隊員が大半で、海兵隊に比べると、嘉手納基地の空軍兵は少ない方だった。それが、飲酒にからんだ事件が続発したのは、重大事として受け止めるべきことだろう。

 9月27日、同基地は空軍兵全員(約6600人)を対象に、基地内外の住宅を除く店での24時間の飲酒を禁止し、午後1時から午前5時までの外出も禁止する措置をとっていた。ところが、わずか一週間で解除である。 

 しかも、解除にあたってウィルズバック司令官は、米兵が「道徳的規範」を考え、事件が再発した場合、「軍事的な運用能力に影響しかねない」ことを熟慮して、この措置に従った「空軍兵に感謝する」と述べた。県民への謝罪ではなく、空軍兵に感謝するとは、顔を向ける先が逆である。

 これでは、事件が相次いだので、県民の批判を少しでもかわすために、「一応、対策をとりました」というパフォーマンスかアリバイ的な対応でしかない。まあ、店での飲酒や外出禁止をしても、それで事件が根絶できるわけではない。それが、一か月、1年になっても、本質は変わらない。そこに外国の基地があり、米兵が駐留する限り、事件、事故はなくならないからだ。

 それでも、わずか一週間で解除とは!。とても、飲酒による事件多発をまじめに反省しているとはとても思えない。米軍は、事件が起きるとすぐ「再発防止」「綱紀粛正」を口にするが、まったく事件、事故はなくならない。繰り返し起きている。あまりにも県民を愚弄するものではないか。こんな米空軍の対応に、もう県民はワジワジーを通り越して、あきれ返っているのではないだろうか。

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コメント

嘉手納町・北谷町・沖縄市の3連協なんか、米兵の事件事故防止を求める抗議や意見書を何度決議し、何度申し入れてきたことか。そのたびに「綱紀粛正します」って答えてさ~。そういえば那覇でも夜は国際通りや松山あたりにまで嘉手納エアフォースが遊びに来るから、タクシーの運ちゃんのオジーは怖いって言ってたね。こんなことで県民が納得すると思うなよ。なめんなよな。と言ってやりたいのだ。

 ホントにそうですね。飲酒事故起こしても、開き直って暴れたりすることがよくあるけれど、あれもいまだに占領者意識丸出しの感じですね。

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