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2010年11月29日 (月)

島ごとの魅力あふれる離島フェアー

001_2  離島の特産品を一堂に集めた離島フェアー2010が、那覇市の沖縄セルラーパーク那覇で開かれた。これまで宜野湾市で開かれていたのが、那覇になり行きやすい。
  沖縄はなにしろ離島県だ。18の離島市町村から117業者が出店した。様々な食材や伝統工芸品の展示・販売は約990品目に上った。沖縄と言えば黒糖だが、島ごとに味が違う。土壌も違うし、サトウキビの生育、雨風、台風の影響も島ごとに違う。試食してみると、なるほど、ずいぶん違う。このように、同じ食材を作っても、違いがある。それを自由に試食できて、味わえるのが離島フェアーの魅力でもある。もう試食でお腹がはってくるほどだ。
004 「黒糖は多良間産が一番おいしい」という人がいる。その多良間の店は、例年、左写真のように、大きいいレンガのような黒糖の固まりを持ってきて、その場で割って試食させる。確かに、甘みが「ちょうどエエー」。でも人によって、別の島のが美味しいという。これはもう、好みの問題だ。
005   多良間はヤギも名物らしい。「たらまピンダ(ヤギ)」は潮風にあたった草を食べているから美味しいとPRする。初めてヤギ汁を試食した。ヤギ特有の臭みがない。「多良間の味噌で味付けしてあるから、臭いが抑えられている」とのこと。
 牛汁も沖縄はよく食べる。多良間や宮古島、伊江島など牛汁をよく売っていて、試食した。それなりに美味しいが、レトルトに変わりはなく、「やっぱり牛汁なら家で作った方が美味しいよ」という結論になった。
 ちなみに沖縄は豚汁もよく作るが、大和のそれとはかなりイメージが違う。肉は三枚肉のブロックを大胆に使い、大根やニンジンなども切れが大きい。まだ、家で作る豚汁より美味しいのにいきあったことがない。

036 どの島も、伝統的な食材、料理だけでなく、新商品の開発に熱心だ。なかでも、伊江島は、イカスミを使った餃子、じゅーしー(炊き込みご飯)、合鴨スモーク、黒糖にんにく、らっきょうドレッシングなど販売していた。ぬかりなく試食した。イカスミじゅーしーの素は、すでに買って人にも上げたが、イカスミの味がよく出て美味しいと評判だった。
 石垣島といえば、かまぼこが名物だ(左の写真)。沖縄のかまぼこは、いわゆるさつま揚げのようなもの。今回の発見は、ニンニクかまぼこ。臭いを警戒したが、試食するとニンニクの味がピリッと効いてとても美味しい。ニンニクかまぼこ、カツオの南蛮漬けを買った。ビールのつまみ008に最適だった。
 忘れてならないのが伝統工芸。宮古上布、久米島紬、アンガマの面、手作り三線など。ただし、試食はないからなのか、食品の店よりお客さんは少ない。石垣に江戸時代から伝わる旧盆の行事がアンガマ。あの世からの使者であるウシュマイ(お爺)、ンミー(お婆)が家々を訪問するときに面をつける。

 011_2 この面は、もう半世紀にわたり作り続けている匠による技だ。表情がとてもよい。 アンガマの面をつけた使者を、訪問した家ではとても歓迎する。
 前に、このブログでも実演の模様をアップしたことがある。このアンガマの二つの面のセットで、たしか6000円くらいだった。伝統工芸品としては、高くないと思った。

 書き出すとキリがない。さあ泡盛の試飲である。10年古酒の計り売りをしていたのは、石垣島の八重泉。43度ある。泡盛は、ねかせた古酒ほど、まろやかで香りもとてもいい。012こういう古酒は、祭りでなければ出ない。市販はしていないという。だから、あらかじめ瓶詰したものでなく、計り売りでビンに入れてくれる。もちろん試飲もできた。さすが10年古酒は、泡盛のよさが味わえる。
左写真が八重泉の古酒の計り売りだ。

 与那国島には3軒の酒造所がある。入波平酒造をのぞいた(下の写真)。泡盛「舞富名」の名前で出している。ここでは、これぞ与那国だ、という泡盛の飲ませてもらった。下の写真でカメに入っているのは、1998年に作った60度の酒だ。「花酒」のようだ。
 与那国の「花酒」は、泡盛をつくる際、モロミを蒸留させた時、最初に得られる純度が高くアルコール度数が高い酒のこと。芳醇で香り豊かな酒だ。与那国は日本で唯一60度のアルコール販売が許されている島だという。
 試飲すると、口に入れた瞬間、ファーと蒸発するような感じ。飲むというより舐めるように味わう。カメの隣に、新聞紙で包まれている一升瓶があるが、これはこの泡盛を作った年の新聞で包013_2 んである。だから、12年物であることは間違いない。その証である。ただ、それだけに、値段は高い。一升瓶で2万円ほどする。
「飲むのは、氷とかで割るのですか?」と質問すると「いや、そんなもったいないことはしない。そのまま味わうのが一番良い」という。60度あるからと水で割るのなら、はじめから度数の低いのを買えばよい。30度、43度などの酒も、60度のものを水で度数を薄めているだけだからとのことだった。
 「与那国にぜひ一度来てください。来たら声をかけて下さいよ」と話してくれた。
 石垣島では、地ビールもあり、白と黒があった。黒ビールを飲んでみたが、どうもいまいち、美味しく感じない。
 というわけで、離島フェアーならではの、試食、試飲で楽しめた。買ったのは、いま紹介したものとまったく無関係。渡名喜島の「もちきび」。お米に少し混ぜて炊いてみると、不思議なほどとてもモチモチ美味しかった。それに宮古島の渦巻きパン、マンゴープリン、久米島紬のコースターなどなど。
 みんな行ってみたい離島ばかりだ。いつか行ける日が来るだろうか。当分は、島ごとに民謡があるので、離島の民謡を歌って島の心を感じていたい。

                                                        

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コメント

伊江島ではイカスミ餃子の試食をやっていて、食べましたね。実際にイカとイカスミが入っていて中味は真っ黒でしたが、後味がなるほどイカでした。伊江島はイカスミを使った食材がいい具合にできてますね。
さとうきびのラム酒が美味しかったです。南大東島だそうです。お酒は総じて、どれも味わいがあっていいですね。気がつけばわが家にはすでにいろいろありますね。石垣島のニンニクかまぼこも「なんでいままでなかったんだろう」って思いました。「流行らせて下さい」って店の人に言われました。久米島紬の店は久米島の久米島紬開館で実際に紬を織っている女性たちが売ってましたよ。貴重な紬なので、コースターに使うのもったいな~い!これから離島フェアは毎年奥武山でやってくれるんでしょうね!やった~!

ラム酒はサトウキビ100%と黒糖を使ったものと試飲したけれど、サトウキビ100%、43度のはとても香りがよく美味しいですね。ラム酒といえば、キューバのラム酒が有名で、何回か飲んで以来だった。ラムは大東でしか作っていないものね。
 奥武山公園は、産業まつり、那覇まつり、花と食のフェスティバル、それに離島フェアーと、大きな祭りがいろいろあって、近くで行きやすいのでうれしいですね。

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