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2010年12月27日 (月)

若水を首里城に献上

 正月を迎えるにあたり、首里王府に若水を献上する伝統行事を再現する催しが26日、行われた。行事は「美御水(ヌービー)の奉納祭」という。若水は、はるか国頭村辺戸区の大川で水を汲み首里まで届けたという。この辺土大川の水汲みは「あすむい祭り」といって再現されている。
 26日は、浦添市沢岻(タクシ)の桶川(ヒージャー)で水を汲み、首里公民館から首里城まで、王府の役人や祝女(ノロ)、女菅に扮した人々約40人が、辺土大川の水と沢岻桶川の水を持って練り歩いた。首里城の北側にある円覚寺総門前で、取水した二つの水を混ぜ合わせで、首里城正殿裏に入り、女菅の阿母志良礼(アムシラレ)に水を献上した。
 この行事は、なんと首里当蔵(トウノクラ)町自治会が主催している。伝統行事を大事にしている。首里城の若水の奉納は、新年を迎えるにあたり、王国の安寧と国王の長寿を願って行われたものだ。
 なぜ、若水を献上するのか。沖縄では、正月には若水を汲みから始まる。昔は、家の男の子が元旦早朝に近くの井戸や泉に水を汲みに行った。そして、火の神や仏壇に捧げたそうだ。若水を飲むことによって若返ると考えられた。いまは、水道の水でもよいそうだ。いまでも、若水を汲む伝統があるようだ。南城市の奥武島(オウジマ)では、地域の青年たちが、旧正月の元旦の朝、島の各家々を回り、若水を配るという「若水汲み」の伝統行事を復活させて取り組んでいる。
 沖縄の伝統の文化・芸能・自然のテーマパーク「琉球村」では、やはり旧正月には、朝早く若い男性社員が若水を汲んで、社員の健康祈願、厄払いのために若水を各民家に配るそうである。

 といっても、これは沖縄の民俗ではなく、大和で行われてきたと聞く。平安時代から宮中でもあったそうだ。元旦の朝、最初に汲む水を若水といい、これを飲むと生気がみなぎり、厄払いになるとされた。でも、いまでは大和でどれだけ残されているのか? 沖縄では、400年前の薩摩の琉球侵攻のあと、大和文化として持ち込まれたのだろうか。それにしても、沖縄にはいまも根強く生きているようだ。ついでに、新暦の正月は「ヤマトショウガチ」、旧正月は「ウチナーショウガチ」とも呼ばれた。

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コメント

繁多川でも正月の元旦の朝、自治会の婦人部が繁多カーで若水を汲んで、各家に配って歩くそうですよ。あそこは識名宮もあるので、トシヌユルーと元旦の行事が復活したそうです。ところでわが家でも、元旦の朝、水道水を一番に汲んで飲んだら、それは「若水」っていうことになるんでしょうかね。やっぱりカーに汲みに行かないといけないのでしょうか。でも最近はカーの水が干上がって、汲めるところ、あまりないですよね。

 繁田川でもやはり、地区として若水汲みを行っているんですね。「御願ハンドブック」では、いまはもう、若水汲みは水道水で良いそうですよ。正月には、朝一番で、若水を飲んで下さい。でも、いまでも毎日朝一番で、お水を飲んでますけどねー。

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