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2010年12月20日 (月)

久米島の泡盛酒造所を見る

 久米島には、泡盛酒造所が2か所ある。沖縄の酒とい205 えば、泡盛。県内に酒造所は48か所あるという。でも泡盛の酒造所の見学にはまだ行ったことがなかった。久米島といえば「久米島の久米仙」が有名だ。久米島だけでなく、いまや全国展開をしている。県内の泡盛の出荷量では、5本の指に入るという大手の酒造所である。
 大手メーカーだから、本社の事務所は立派な建物があるだろうと思って訪ねていった。でも、細い道路を入ると、工場の建物ばかりで、どこが事務所かわからない。いったんあきらめて、別の場所で地元の人に聞いて、もう一度訪ねた。やっとわかった。敷地の片隅に小さな建物があり、女性事務員が5,6人いた。「あの、酒蔵の見学をさせてもらえますか?」と尋ねると、「いいですよ。私が案内します」と女性事務員が、すぐに案内してくれた。194
 ただし、見学できるのは、泡盛を貯蔵している蔵と出荷する所だけだ。左写真は、泡盛を大きな甕に入れて貯蔵しているところだ。一甕で一升瓶1000本分入るという。
 泡盛は、長く貯蔵するほど、まろやかで香りも良くなる。3年以上貯蔵すれば「古酒」(クース)という。10年以上貯蔵してる古酒もある。
 甕とは別に、アルミニウムの巨大な貯蔵タンクも、ズラッと並べられていた(右下写真)。
 泡盛の好きな方は、自宅に甕を置き、貯蔵している。そして、人生の節目や祝いのとき、例えば子供が20歳になる、子供が結婚するとか、自分の生年祝い(トゥシビー、12年に一度の生まれた干支の年)とかに、この古酒を飲むそうだ。ただ、泡盛を入れたまま、開けないのではない。仕次ぎといって、少しずつ新しい酒を入れて貯蔵するそうだ。けっこう手間がかかるので、そこまで手が出ない。195
196  事務所では、見本の泡盛をたくさん陳列してあり、試飲もさせてくれる(左写真)。私は運転するので飲めなかったが、同伴者はいくつか試飲した。12年物、43度の古酒が一番おいしかったそうだ。久米島でキャンプするプロ野球の楽天のラベルの泡盛もいくつか出されていた。
 面白いのは、「ここで買うより、本島のお店で買った方が安く買えますから」と本島で買うことをすすめたことだった。同社は、本島の浦添市に営業部門がある。

 この後、帰り道で町内大田の土産物店に立ち寄った。そこで泡盛を見て001 いると、店のおかみさんが「この泡盛は、この裏の米島酒造で作っているんですよ。見学もできるから見ていったらいいよ」というではないか。久米島といえば「久米仙」しか眼中になかった。でも、小さな酒造所があることは、前に新聞で読んだ記憶が蘇った。さっそく訪ねてみた。
 米島(よねしま)酒造という。こちらは、手作りで家族経営の小さな酒造所だ(右写真)。つくった泡盛の90%は島内で飲まれていて、本島でもお目にかかれない、まあ希少な泡盛だ。さっそく入っていくと、作業服姿のお兄さんがいた。「見学できますか」と聞くと、「じゃあ、私が案内します」とすぐに案内してくれた。
 驚くことに、こちらはすべての工程を見せてくれることだ。泡盛は、もともと、タイから製法が伝わった酒だ。だからタイ米を使う。米を洗って蒸し、黒麹菌を混ぜ、菌を繁殖させて麹(こうじ)を仕込み、醗酵させたもろみを蒸留すると泡盛ができる。手作り酒造所なので、お兄さんは、一つ一つの行程を見せながら、丁寧に説明してくれた。初めて泡盛のできるまでを、間近に見ることができた。ただし、工程は写真では撮影できなかった。
238  「私たちのつくる泡盛は、ほとんどが島内で飲まれるので、少しでも味が落ちると、お客から『味が落ちてるよ』と声が届くんです。すぐ味を見直して調整するんですよ」。手作りの酒造所ならではの話だ。
 この酒造所のことを教えてもらえなければ、近くを通っても気づかないほど小さい酒造所。教えてもらえてラッキーだった。「感謝!感謝」、手厚くお礼を述べた。
 近くの地元スーパーらしき店に入ると、米島酒造の泡盛があったので、さっそく買い求めた。30度の古酒「美ら蛍」(チュラボタル)だ。久米島は「クメジマホタル」で有名なのだ。それからの命名である。 
 なかなか飲みやすい古酒だった(左は一升瓶。右下は、泡盛が入っていた立派な衣装箱)。237_2
 沖縄には、こういう小さな泡盛の酒造所がたくさんある。離島にもある。それぞれ地元で愛されている。離島フェアーにも、米島酒造が出店していた。「離島の泡盛、頑張れ!」。

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コメント

いま「久米島の久米仙」43度の水割りを飲みながらこのコメントを書いています。うまい!!
この泡盛、一ヶ月ほど前に奈良県の知人が一升瓶で贈ってくださったもの。強い酒なので、そうは一気に飲めず、まだ(!?)6合ぐらいしか(?!)飲んでいません。
それにしても偶然。きょうのプログを読んで一升瓶に妙に親しみが増し、より愛おしくなりました。
「美ら蛍」も美味とか。遠い沖縄と宮城でではありますが、この素晴らしき人生に「乾杯!」

 ミヤギのつぶやきさん。
 なんという偶然でしょうか。「久米島の久米仙」の43度といえば、きっとよい古酒でしょう。沖縄でも普通、水割りで飲む人が多いけれど、古酒の味、香りを楽しむには、私はお湯割りがお勧めです。泡盛は薄めずにストレートで少し味わい、水は別に飲むのも、よいですよ。いろいろな楽しみ方があります。
 日本酒の味をすっかり忘れかけています。宮城にも美味しい酒があるでしょう。まあ、沖縄にいると、日本酒はあまり飲みたい気がしなくなりました。泡盛があっているのかもしれません。

久米島の久米仙の方は見学してもただ甕を見せられただけなので、「なるほど~」という感じにはならなかったですね。米島酒造の方は、案内してくれたお兄さんが、コメ麹にズブッと手を入れたり、「醗酵してるから温かいでしょう」といって、手をかかげさせてくれたりして、「へ~」という感じでした。「美ら蛍」、おいしいですぅ。米島酒造に行かなければ、本島で久米島の久米仙43度を買っていたと思います。でもなんか、うちは飲みかけのクースがたくさんありますねえ。

 米島酒造はやはり、手作り酒造ならではですね。「久米島の久米仙」は、沖縄でも大手で、酒蔵見学は観光のコースにもなっているので、とても詳しい案内はできないでしょうね。
 そういえば、わが家の近くにも、小さな酒造所があるけれど、その泡盛はスーパーや酒屋さんでも見かけないほど。だれが飲んでいるのかなあ?。

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