ウコンの力を試そう
「お酒を飲む日に沖縄ウコン 酒豪伝説」「毎日元気に乾杯 ウコンの力」などと、ウコンを使った商品の宣伝が盛んである。ウコンの主な生産地は、沖縄である。沖縄では「酒豪伝説」がいたるところで販売されている。
ウコンといっても、春ウコン、秋ウコン,紫ウコン、白ウコンなど種類がある。それぞれ含まれる成分が違う。だから春ウコンは、五臓六腑によいという。お酒を飲む人によいのは、秋ウコンだ。それはクルクルミンが最も多く含まれているからだそうだ。
秋ウコンは、肝臓の肝汁の分泌を活発化させ、肝臓の働きを良好にするという。
クルクルミンが、肝臓の解毒機能を高めて体内の毒素を除去するともいう。
それに、アルコールの分解速度を速める作用があるともいう。
ただし、大量に摂取すると副作用もあるらしい。
効能はよく聞くが、実際にどれほどの効果があるのかは、自分で飲んでみないとわからない。いまは、お酒をそんなに飲んではいないが、昔は結構よく飲んだ。それで、ウコンを試してみることにした。。左写真は、秋ウコンである。商品化されたものは、やはり値段もそれなりに高い。それでJAの直売所で、ウコンそのものを買った。
これを、皮をむいてスライスして、干してみた。 鮮やかな黄色である。
インドでは、カレーの黄色はこのウコンによる着色だという。飲んでみると、かなりよさそうである。ただし、長く飲んでみなければ、効果はわからない。とりあえず、来年の健康診断まで試してみよう。
そう思っていたところに、琉球新報に興味深い記事が出た。オリオンビールが、2009年12月発売したウコン配合のゼリー商品「ウッチンチャージ」の検証試験の結果についてである。
記事によると、この商品を6週間食べ続けた被験者の飲酒後の血中アルコール濃度を調べると、アルコール濃度が低下することが科学的に確認されたという。だから、ビールメーカーは、「ウッチンチャージ」を飲んで、ビールをもっとドンドン飲んで下さいということかもしれない。両方で儲かることになる。
それはともかく、体内のアルコール濃度を低下させてくれるのはうれしい。ウコンは、「アルコールの分解速度を速める作用がある」といわれたことを実証するものだろう。
左写真は、秋ウコンの粉である。粉をお湯で溶かして飲んだが、どうしても粉が溶けきれなくて、ザラザラが少し残る。やはり、ウコンそのものをスライスして乾燥させ、ウコン茶として飲むのが一番よいようだ。まあとにかく、ウコン茶を飲み続けたい。
それにしても、沖縄には健康によりお茶がいろんな種類がある。薬草も多い。いろいろ試したいが手が回らない。まずはウコンである。
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コメント
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ウコンそのものを、皮むきして薄くスライスして干すという作業は手間がかかって大変でしょう。でも茶葉になっているものは高いですよね。来年の健康診断まで継続するとは、さすが!その御苦労、無駄ではないと思いますよ。ウコンは沖縄では「ウッチン」といいますが、私はカラオケトマトのワンコインサービスで必ずウッチン茶を注文しています。だって普通のお茶がおいてな~い!かといってどこでも安く買えるさんぴん茶を頼む気にもならないし。ドラックストアや産業まつりでは「ゴーヤ茶」「グアバ茶」「シモン茶」などなど数知れない沖縄ならではの茶葉が売られています。どれも体にいいんだろうけど、一番肝臓に効いくウッチン茶が、一番根が張るようなのでもっと安く手に入ればいいですね。労多くして収穫少ないウコンの茶葉、お相伴にあずかっちゃっていいんですか。いつも恐縮しているんですが・・・。一度オリオンビールの「ウッチンチャージ」、飲んでみますか?高いだろうけど・・・。
投稿: いくぼー | 2010年12月11日 (土) 04時04分
ウコンそのものは、JA直売所で買えば安いけれど、市販のものが高くなるのは、手間賃でしょう。自分でつくると、手間はかかるけれど、手作り感はそれでいいかもね。JAで買ったとき、売り場にウコンを栽培しているおばあがいて、教えてくれました。それが直売所のいいとこですね。
健康によい飲み物で「ノニ」があり、あれはすごく高いけれど、この間試飲してみたら、とても飲める代物ではなかったですね。いくら健康食品といっても。
投稿: レキオアキアキ | 2010年12月11日 (土) 09時04分