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2010年12月28日 (火)

お笑いでも活躍、ウチナー芸人「スリムクラブ」

 若手漫才の日本一を決める「Мー1グランプリ」で、惜しくも優勝を逃したが、2位となった「スリムクラブ」は沖縄出身。県出身の漫才で初めて決勝に進出した。上位3組による最終決戦で、優勝した「笑い飯」4票、スリムクラブ3票だったが、ネットでは「スリムクラブが上だった」「笑い飯より面白かった」と評判だ。県内でも、話題になっている。「琉球新報」1面コラムは「独特のテンポと間合いで不思議な面白さを醸し出した」と評した。スポーツ選手の活躍とともに、県民に年末の明るい話題を提供している。
 彼らの漫才を見た人は分かるが、その笑いは沖縄ならでは。「よんなー、よんなー漫才」と勝手に名付けたい。「よんなー」とは、ウチナーグチで「ゆっくり、ゆっくり」。漫才と言えば、しゃべくり漫才、それも機関銃のようにまくし立てるのがもてはやされる。でも、スリムクラブは、とくに出だし、短い言葉を発すると、沈黙の長ーい時間を置き、そこから笑いを誘う。短い時間に、言葉を詰め込む漫才スタイルから言えば「もったいない、しゃべらないなんて」と言われる。でも、その「しゃべらない時間」が見る側の想像を掻き立て、よけい笑いを呼ぶ。その後の展開も、「沖縄時間」ならではの、ゆるさ、ゆったり感をもって展開する。その話の展開と飛躍も、想像を超える意外性がある。決勝で1度聞くと、2度目は慣れるからどうかと、思ったがやっぱり2度目も涙が出るほど笑えた。
 彼らは、二人とも那覇市の出身。琉球大学で知り合ったそうだ。漫才もゆるいが、どこかインテリジェンスがある。上京してからの苦労は半端じゃないだろう。一応、東京吉本の所属というが、そのスタイルは沖縄風だ。
 沖縄でも、お笑い芸人がたくさんいる。正月には、沖縄の若手漫才ナンバー1を決める沖縄テレビの「Oー1グランプリ」がある。先日も予選があったばかりだ。もっかのところ「こきざみインディアン」というコンビが3連覇を果たしている。その前優勝したコンビは、上京した。テレビに出演するお笑い芸人でも、何人か沖縄勢がいる。
 沖縄漫才は、やっぱりウチナーネタが一番笑える。ウチナーの風俗、民俗、おばあ、おじいの生態などをネタにするものだ。でもこれは、大和では通じない。東京で売り出すには、とても苦労があるだろう。「スリムクラブは来年活躍するのでは」という声がある。この「よんなースタイル」は、いまのテレビでは、受け入れられにくい。でも、大いに活躍してほしい、というのはウチナーンチュの期待だろう。
 

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コメント

太田裕美の「木綿のハンカチーフ」じゃないけど、「都会の絵の具に染まらないで帰って」という気持ちです。スリムクラブのゆったりしたウチナーふーじーを、たとえどんなに長く東京にいようと、大阪にいようと、都会に染まらないで大事にしてほしい。イントネーションもウチナーンチュらしさを気にしないでほしい。アナウンサーじゃないんだから、きれいな日本語や標準語をしゃべらなくていい。ウチナーンチュのイントネーションは独特だから、聞いててすぐ「あ、この人ウチナーンチュだ」ってわかる。そこを変えないでほしい。「ウチナーンチュやさ!」の誇りで、お笑い界でも活躍してほしいです。m(__)m

 ホントですね。ウチナーンチュの多くがそう思っているんじゃないでしょうか。でもまだ「帰らないでいい」でしょう。沖縄と言えば「クイズヘキサゴン」に出演する具志堅用高、山田親太朗なども、「てんねん」の人が多い。まあこれらも「てんねん」というより、「ウチナー的よんなー」の面白さでしょうね。関係ないか?

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