無料ブログはココログ

« あきれた鳩山前首相の証言 | トップページ | 盛和子さんの「ホーメルでこんにちは」 »

2011年2月14日 (月)

ウチナーフォーク歌手F&Yを聞く

 ラジオで毎週聞く番組に「フ003 ォークTIDABOX」がある。ウチナーフォーク歌手の「ふーみー」がDJをしている。彼と仲間のユニット「F&Y」のライブがあるというので、聞きに行った。沖縄市のショッパーズ泡瀬だった。
 ユニット名は「hu-mi-yoshiaki」のイニシャルからつけている。ボーカルは主に「hu-mi」。yoshiakiはギターの名手だ。
 hu-miは、中学校に上がるころからギターを弾きはじめ、「かぐや姫」が大好きだ。かれらは、オリジナル曲ではなく、70年代のフォークグループの曲を中心に歌う。
 この日も、最初から南こうせつとかぐや姫の曲でスタートした。「うちのお父さん」「22歳の別れ」と続けた。こうせつとかぐや姫の曲ならなんでも歌える。ちなみに沖縄には、別に「かぐやひも」というコピーグループもある。006
 humiは、長身で歌も語りもさわやかで、好青年、というよりもうナイスミドルである。恩納村の出身で、いまも恩納村を拠点に、県内と地元の店や各地のライブハウス、イベントに出演する。その一方、三線も弾き、地元のエイサーの地謡(じかた)をやり、結婚式披露宴の司会など多彩な活動をしている。ギターのyoshiakiは、読谷村の出身。かれは、フォークグループ「NSP」の大ファンだ。2人は意気投合して、2007年からユニットを組んだという。
左がhu-mi,右がyoshiaki.014  

 彼らの「懐かしい青春のフォーク」には、ファンが多い。この日のライブは、始まったときは、パラパラだったが、時間とともに、聞き手も増えていった。
 「懐かしい」といっても、私は少し世代が違うので、「NSP」や「ふきのとう」はほとんど聞いてなかった。でも、フォーク世代は年代が広い。フォークというだけで、そのサウンド自体が、懐かしい響きがある。
 演奏は、NSPの「夕暮れ時はさびしそう」「八十八夜」、「アリス」の「冬の稲妻」「チャンピオン」とメドレ016 ー。熱演が続く。もう汗びっしょりだ。前の方にいたからよくわかる。
最後は、「ふきのとう」の「春雷」だった。
 ここで不思議なのは、沖縄でフォークグループと言えば、なぜか「ふきのとう」が抜群の人気だったことだ。だから、ラジオの「団塊花盛り」や「ふーみー」の番組でも、いまでもリクエストがとても多い。「ふきのとう」は、北海道出身の二人組だ。沖縄は北海道にはあこがれがある。それが人気の要因なのか? そうでもない。「ふきのとう」の曲のフィーリングが、ウチナーンチュの感性にあったのだろうか。いまだによくわからない。
 沖縄でとても人気があったため、彼らは1978年に、「ここは沖縄」「五色のテープ」という沖縄限定のレコードを発売したそうだ。010
というわけで、「ふきのとう」がエンディング曲だった。
 この日、ショッパーズ泡瀬のイベントは、フォークともう一人、人気芸人「川満しぇんしぇ~」が出演していた。子どもたちにとても人気がある。フォークの前に、すでにワンステージを終えて、最前列で歌を聞いていた(右)。
 ライブが終わったので、連れ合いが「ふーみー」に挨拶した。「ラジオいつも聞いていますよ。このライブもラジオで知りました」と話し、ラジオネームを伝えると、「じゃあ、那覇から来られたんですか」とても喜んでいた。
 私も「でもラジオ番組は30分しかないので短すぎて、あっという間に終わります。もっと長くやってほしいですね」と要望すると、「前は1時間番組だったんですけどね。要望は局側に伝えておきます」と話していた。この番組は2002年から続いているので、もう10年目になる。
 それにしもて、ライブをやったショッパーズ泡瀬は、とても大きな複合商業施設なのに、客が少ない。なぜだろう。帰りにもそれが気になった。
 

« あきれた鳩山前首相の証言 | トップページ | 盛和子さんの「ホーメルでこんにちは」 »

音楽」カテゴリの記事

コメント

rbcの「ティダBOX」は、聞きはじめた頃は1時間番組でしたよ。それが野球中継の関係とか、キー局の文化放送の番組が入り込んできたりして、いつの間にか30分に短縮されたんです。くそ~!ふーみーってキーが高いですよね。一緒に歌ってて、私より高いキーで歌ってて、「う~ん、だてに何十年と歌っているわけじゃあない」と思いました。「好きこそものの上手なれ」ですね。あんな客の入りで、はたしてどのような収入具合なのか心配ですが、「歌える場があることが幸せ」なんでしょうね!定期ライブでも客がおじさん一人、ということもあるそうですから。
できたら「風は南から」か「レイラ」に聞きに行きたいです~!

 イベントは1回2ステージでいくらと出演料が決まっているから、客の入りは関係ないだろうけれど、出演料と言っても安いでしょうね。でも客の入りに関係なく、手を抜かない熱演はさすが。大型店のイベントのライブは、昼間あるので行きやすいけれど、ライブハウスでやるときは、夜の8時オープン、9時開始で2ステージというのがほとんどだから、遅いのがネックですね。それも近くではないしね。

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ウチナーフォーク歌手F&Yを聞く:

« あきれた鳩山前首相の証言 | トップページ | 盛和子さんの「ホーメルでこんにちは」 »

最近のトラックバック

2021年11月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30