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2011年2月17日 (木)

「旧16日祭」はグソー(あの世)の正月

 2月18日は、旧暦で1月16日。この日は「16日祭=ジュウルクニチ」と言って、グソー(あの世)の正月である。ご先祖様と新年を祝う。スーパーの広告は「旧16日祭」特集ばかりだ。
 沖縄でも地域によって異なる。旧暦が生きる地域は、お墓参りをする。恒例の重箱料理をつくり、お供えをする。あの世の通貨である「ウチカビ」を燃やす。
 先日の「ホーメルでこんにちは」の公開放送の際も話題になった。海人の街・糸満市は、正月も旧正月だから、「16日祭」をきちんとやるようだ。民謡歌手の盛和子さんは、新暦は「ヤマト暦」、旧暦は「ウチナー暦」と表現していた。
 「糸満はみんな旧暦だから16日はお墓に行くんですよね」と尋ねると「そうです」とおばあが応える。「重箱もつくるんですか?」と聞くと「作りますよ」とまた応える。糸満だけではない。
 民謡サークルで一緒の、Kおじいも「金曜日は16日だから、山原に行かなければいけない」と言う。おじいは大宜味村の出身だ。「お墓参りですか?」と聞くと「そうそう。4月の清明祭(しーみー)と16日は墓に参るからね。帰らないといけない」と話していた。おじいはマイカーはないから、バスを乗り継いで帰る。
 とくに山原地方と八重山、宮古島は「16日祭」が盛んだ。山原は、清明祭以上に「16日祭」が盛んだとも聞く。007 親族一同がお墓に集まり、先祖を供養するそうだ。
 だから、この日に郷里に帰る人がけっこういる。 前に「三重城」(みいぐすく)のことをブログに書いた。この「16日祭」に、八重山、宮古島など先島生れで、島に帰れない人はその代わりに、三重城からはるか故郷の島のお墓に向かって、ご先祖様に対しウートートー(御願)をする。
 左写真は、旧暦12月24日の三重城の様子だ。年末の御願に離島の人が来ていた。「16日祭」には、もっとたくさんの人たちが来るだろう。
 宮古島は、清明祭はやらなくて、「16日祭」に、お墓に親族が集まり、重箱料理をお供えして、供養するそうだ。
 大和では、まだこの時期は寒くて、お墓などいかない。なにより「16日祭」というのは、私の知る限りでは、大和の田舎でも聞かなかった。やらなかった。その代わりというか、沖縄は、春秋の彼岸にはお墓参りなどしない。「清明祭」を盛大にやるから、その必要もないだろう。
 自分たちが生れ、育ち、いま生きているのも先祖があってこそ。その先祖への感謝を忘れない。また、先祖が子孫たちを護ってくれるという強い思いがある。だから、この「16日祭」も「清明祭」も大事にするのである。
 

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コメント

盛和子さんは、正月のことも「あんたのところはヤマト正月?ウチナー正月?」という表現で聞きますよね。確か盛さんは「ワッター、ウチナー正月よ~」と言っていたと思います。だから「ジュウルクニチー」もおやりになると思いますよ。お墓には行かないから、糸満の人に何度も「糸満はお墓に行くんだよね」って聞いていたんだと思います。糸満おばーは、重箱のほかに「皿料理もつくる」と言っていましたね。「ジュウルクニチー」にかんするサイトを検索していたら、やんばるの人のブログで、「通りかったお墓でその家の人に呼ばれ、『料理が多すぎるから一緒に食べないか』と誘われ、それなら、ということでごちそうになった。さんざん食べて、お礼を言ってきたけど、肝心なお墓にウートートーするのを忘れた」と書いてありました。やんばるでは、他人でも気軽に「ジュウルクニチー」に御誘いするんですね~。「ジュウルクニチー」と「清明祭」に、一度参加させていただきたいものです!

 通りかかった人に声をかけて、重箱料理を食べさせるなんて、さすが山原の16日祭ですね。今ごろ、知り合いのKおじいも、バスで山原に向かっている頃でしょう。

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