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2011年3月24日 (木)

よみがえった竹富島のデイゴ

 東日本大震災の影響で竹富島でわずかな1時間の滞在だったが、沖縄の県花であるデイゴが咲いているのを見た。デイゴは、本島では4月下旬の開花である。早い開花だ。レンタル自転車屋さんの車で移動中に見た。運転手は「竹富のデイゴは害虫のヒメコバチにやられて咲かなくなっていたのを昨年、薬剤を注入した効果で、咲くようになったんですよ」という。そういえば、石垣島でもデイゴがヒメコバチにやられていたのを、薬剤を注入して、市役所の前のデイゴが咲きだしたというニュースを見たばかりだ。
 005 実は竹富島では、帰りの車中でデイゴを見かけただけので、写真には撮っていない。右写真は、那覇市内で2009年に撮影したものだ。

 デイゴの花は、燃えるように赤く見事な花であり、県花にふさわしい。そのデイゴが咲かないと、なにかとても寂しい。わが家の近くでの漫湖公園でも、害虫にやられたデイゴの大な木が、何本も根元から切られた。
 あとから分かったことだが、竹富島では、もう5,6年前からヒメコバチにやられてデイゴは咲かなくなった。なんとかデイゴを再び咲かせたいと、竹富町では、2010年に島のデイゴに薬剤の樹幹注入をしたという。薬剤だけで1回200万円もかかるそうだ。竹富島だけで、何百万円も費用がかかるが、町には予算がない。それで、何と公民館からお金を借りて実施したそうだ。昨年4月下旬に、30人ほどで薬剤をデイゴの樹幹に注入した。
 デイゴはたちまち元気を取り戻し、葉が青々と茂った。そして、2011年3月には、見事に花が咲いたという。
 私たちが竹富島にいった3月12日、真っ赤なデイゴの花が、少しだが咲きだしたところだった。 カラスもいっぱい止まっているという。花に蜜をめがけてなのだろうか?沖縄南部にカラスはいないが、なぜか八重山の石垣島にも竹富島にもカラスがいる。デイゴが咲きカラスも喜んでいるのだろうか。Deigo
 竹富島のデイゴの再生には、多くの人たちの支援の輪があった。「竹富島のデイゴを救おう」というブログでの呼びかけも行われた。格闘家の長洲力の関連商品の収益も一部を寄付したらしい。デイゴチャリティコンサートも開かれた。
 町役場の職員が、ラジオで語っていたことによると、支援が広がり募金が何百万円も集まり、公民館にも借りたお金を返済できたという。
 竹富島では、学校の卒業式にデイゴの花をいけて、卒業生をおくる習慣があったという。デイゴが咲かないと伝統行事も途絶える。でも、今年は3月14日の竹富中学校の卒業式は、デイゴがいけられ、卒業生を見送ったという。
 竹富島のような、もっとも沖縄らしい景観の残る島で、デイゴが咲かないのは、とっても寂しい。町の努力と全国的な支援の広がりもあって、デイゴが再生したのは、とってもうれしいことだ。那覇市内のデイゴも、なんとか再生させてほしい。それにしても、樹幹に注入する薬剤がなんで、ウン百万も費用がかかるのだろうか。

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コメント

本島のデイゴもヒメコバチにやられて咲きません。咲かせるのにそんなにお金がかかるんじゃ、いつになったら咲くのかわかりませんね。デイゴが咲かないと、うりずんの季節が感じられません。竹富はちょうどいい時期にいけてよかったですね。時間があれば、写真に収めたかったです。それにしても公民館でなんでそんなに金持ってるんでしょうね。地域の自治会の金っていうことでしょうか。

竹富島にデイゴを咲かせようという熱意で、薬剤注入ができたけれど、本島はまだそんな盛り上がりがないよね。石垣島で再生させたデイゴの花も見たいと言っていたのに、時間もなく忘れちゃいました。
 自治会は、これまで自治会費なんかの積立でもあるんでしゅうね。

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