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2011年6月 3日 (金)

無惨!塩枯れ樹木

004_2  最大風速55㍍を超えた台風2号が直撃して一週間がたった。台風の爪痕は深い。散歩にいく道路の街路樹や漫湖公園の樹木は、一夜にして台風の運ぶ塩水によって、青葉は茶色に変色して塩枯れした。あまりにも無惨な姿なので、もう一度、その被害を紹介しておきたい。

街路樹に多いホウオウボクは、普段なら真っ赤な花を咲かせる時期だが、まるで枯れ木のような姿だ。わずかに、けなげに咲いていた花も、可哀そうなほど。029
 左は昨年の写真。例年ならこんなに緑の葉と真っ赤な花だ見られたはずだ。

 

 公園に入ると、シルバー人材センターのおじさんたちが、倒れた木や枯れた枝、葉を大分片づけていた。それでも、まだまだ根こそぎ倒れた大木も、何本も残っている。完全に木の葉が枯れた木がたくさんある。 

 下写真の木は、公園のグランドゴルフ場にある。いつもこの木の下を集合地点にして、おじい、おばあが集まる。日陰を提供していた。もう緑色の木の葉は再生しないのだろうか。006  すぐそばには、樹木の幹や枝が折れたり、根っこから倒れた木がある。

008 011  沖縄の樹木は、デイゴやガジュマルに代表されるように、強風に耐えられるように、ズングリモックリした姿だ。つまり幹は太く、幹と枝は上に伸びず、横に大きく広がっている。根っこも地面の四方八方に広がっている。つまり台風仕様の体型になっているのだ。それでも、台風にも強いはずのデイゴもガジュマル倒れた木がある。ましては、もう少しスマートな上に伸びた木は折れやすいし、倒れやすい。014  漫湖公園は、ヒカンザクラが漫湖に沿って植えられ、桜の名所だが、桜も枝が折れたり、青々と茂っていた葉は、可哀そうなほど変色している。022 ジョギングコースは、ユウナや夾竹桃の並木になっていたが、こちらも無惨に枯れている。020  まだ夾竹桃は少しはましかもしれない。ユウナの木の葉は全滅状態だし、倒れた木も多い。

025   そんな中で、台風の強風にも塩害にもめげずに、耐え抜いて元気なのは、フクギとソテツである。018 上写真のフクギは、木の葉は大きくて厚いからなのか、塩害にも枯れない。樹高も高く伸びるのに、強風にも強い。だから、竹富島の集落の風景に見るように、昔からの赤瓦の沖縄の家と集落は、家の周りをフクギの木で囲っていた。強風にも塩害にも強く、日陰もつくる。「フクギはエライ!」とつくづくと思った。

016 ソテツもイキイキしたままだ。梅雨頃には写真のように、中心部から芽なのか伸びてくる。
033 沖縄の樹木は常緑樹なので冬でも落ち葉は少ない。でもいまは地面は枯れ葉がいっぱい。

 034 枯れ枝や葉がうず高く積まれていた。これだけ樹木が塩枯れしているということは、野菜はじめ農産物も、甚大な被害が出ているということ。とくに収穫期になっていた葉タバコだけで約30億円、ゴーヤー、トーガン、ヘチマ、オクラ、これからという時期のマンゴー、菊、サトウキビなどなど。農林水産物の被害総額は約64億円にものぼるという。
 あまりの強風に「怖かったよー」という声がいまでも聞かれる。やっぱり「台風恐るべし」である。
 

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コメント

カラオケ教室で一緒の与那原に住むAさんに木の塩害のことを聞きました。ああいうのって台風のたびになっていましたっけ?って。私の記憶では初めて見たので。Aさんは「なりますよ~。本当にあれは困ったものです」と言っていたので、いままでの昔の台風でもあったことなんでしょうね。K先生が「沢村さんは沖縄に来て初めてじゃないですか、ああいうの」って言うんで、「台風は何度か経験しましたが、マンションのベランダの隣との間仕切りが暴風ですっ飛んで穴があいて、今でもお隣さんとはベランダで『こんにちは』が言える状態になったのは初めてです」と言ったら、K先生は驚いていました。
無惨な公園の木や桜やホウオウ木の枯れ死を見ると「これで咲くのかいな~!」と叫びたくなります。ホウオウ木なんて、これからが花のシーズンじゃないですか。フクギで有名なのは本部の備瀬集落ですね。あそこは今回の暴風にも、守られたでしょう。
シルバー人材センターの人たちも当分、相当量の仕事に追われますね。元の緑豊かな公園に戻ってほしいです。

 Aさんの言う通り、台風のたびに塩害は起きるようですが、沖縄に移住してからこれだけひどいのは初めて。だから強大な台風が本島を直撃すると起きるんですね。人的な被害が少ないから大和ではあまり報道されないけれど、農産物の被害は深刻ですね。さあ収穫だとなっていた伊江島は葉タバコの産地だけれど、全滅状態。農家は可哀そうです。
 樹木の塩枯れはウチナーンチュは慣れているのだろうけれど、台風通過の後、初めて見た葉枯れした木を見た時は、一夜でこんなことがおきるなんて信じられない気がした。「青菜に塩」の状態ですね。
 フクギは古い集落にはあるけれど、新しい家はもうどこもないけれど、屋敷にはフクギがいいですね。

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