無料ブログはココログ

« 民謡には雲がよく歌われる | トップページ | 徳之島と宮古島をつなぐもの »

2011年7月16日 (土)

金子みすゞ「こだまでしょうか」は沖縄では

 金子みすゞの詩「こだまでしょうか」がテレビのACのCМで流され話題になった。
「遊ぼう」っていうと、「遊ぼう」っていう。
「馬鹿」っていうと、「馬鹿」っていう。(略)
「こだまでしょうか」、いいえ、誰でも。

 この「こだまでしょうか」は沖縄では、どうも素直な「こだま」は返ってこない。真逆の「こだま」ばかりが返ってくる。16日付の新聞を見てそう感じた。

 沖縄県議会が垂直離着陸МV22オスプレイの米軍普天間飛行場への配備の撤回を求める決議と意見書を全会一致で可決した。代表が、米軍キャンプ瑞慶覽に撤回要請をした。

「配備は撤回すべきだ」というと、「配備する」と米側は言う。撤回を拒否した。

 県議会代表は、米空軍嘉手納基地でのパラシュート降下訓練にも、中止の要請をした。
「パラシュート降下訓練は中止を」と求めると、「降下訓練はする」「事前通知もしない」と言う。

 この間の基地をめぐる問題は、すべてこんな「こだま」ばかりである。
普天間基地の辺野古移設には、「県内移設反対」が県民の総意である。
 「県内に移設するな」というと、「辺野古に移設する」と米側も日本政府も言う。
 「戦闘機は深夜・早朝に飛ぶな」というと「深夜・早朝も飛ぶ」と言う。

 米兵や軍属が、県民を死亡させる交通事故は後をたたない。
 「事故を起こした者を引き渡せ」というと「公務中なので引き渡さない」という。
 「起訴すべきだ」というと、「起訴しない」と検察も言う。

 県民の切なる願いにもとづく要請に対して、なぜいつもこんな「こだま」が返ってくるのでしょうか。宿命でしょうか。
いいえ、アメリカに卑屈な政治のせいでしょう。

 金子みすゞの「こだまでしょうか」にヒントをえた「琉球新報」7月6日付の一面コラム「金口木舌」は秀逸だった。まだ読んでいない人は、ぜひご一読を。
 私の雑文も、下手な真似ごとにすぎない。

« 民謡には雲がよく歌われる | トップページ | 徳之島と宮古島をつなぐもの »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

「ヘリコプター降下訓練事前通知して」っていうと「事前通知しない」っていう。たかだか「事前通知」だけなのに!「深夜は飛ばないで」っていうと「深夜も飛ぶ」っていう!せめて深夜は、と求めているだけなのに!沖縄は米軍占領下と同じです。日本政府がそれでいいとしているからです。どこまでも米政府に従属しているからです。「琉球新報」の秀逸な「金舌木口」は、私のブログ「レキオいくぼー日記」に全文載っております、はい。そういえば私は、移住してから直後、あまりの戦闘機の騒音に、市に訴えたことがありました。那覇市には基地対策課がなく、平和交流・男女平等なんたらかんたら課に言うしかない。「うるさいんです」っていったら、「そういうのはあなただけです」っていわれた。「米軍に訴えて」っていったら「あなたの声をfaxで流しておきます」っていわれた。「騒音測定装置設置して」っていったら、「予算ない」っていわれた。まるで「うるさいっていってるのはあんただけ」かのような扱いだった。ところがおとといの新聞みたら、嘉手納基地のダイバードで、市民の騒音苦情が4倍になっていて、市が騒音測定始めるっていうじゃないの。だからたとえ拒絶されても、真逆なこだまが返ってきても、私たちは言い続けるしかないんです。「米軍基地、沖縄から全面撤去します」っていうこだまが返ってくるまで。

琉球新報のコラムは「いくぼー」さんのブログで是非見てほしいですね。
それにしても、那覇市内も戦闘機、ヘリコプターがうるさい。観光都市なのに、なぜこう頻繁に上空を飛ぶのか。騒音苦情が4倍とは、はやり嘉手納の戦闘機が普天間飛行場にきているからですね。那覇市当局も、もっと強く主張してほしい。県民みんなが言い続けるしかないですね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1384216/40840182

この記事へのトラックバック一覧です: 金子みすゞ「こだまでしょうか」は沖縄では:

« 民謡には雲がよく歌われる | トップページ | 徳之島と宮古島をつなぐもの »

最近のトラックバック

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30