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2011年8月30日 (火)

乙女椿の歌舞を楽しむ

 ラジオ沖縄の人気民謡番組の「ホーメルで031 今日は」の公開放送があり出かけた。

 今回は、恩納村にある「おんなの駅」である。地元特産物を販売し、食べ物もいろいろ美味しい物がある。「道の駅」を名乗ってはいないが、県内の「道の駅」類の中で、わが家では人気№1である。
 私のお薦めは、イカスミジューシーのおにぎりである。ジューシーとは、沖縄風炊き込みご飯。つまりイカスミ炊き込みご飯である。とってもイカスミらしい味わいがある。他の地域では、見たことがない。ここでしか味わえない。

 話を本題に戻す。この番組は、民謡歌手の盛和子さんと息子ののーりーが出演する。
 毎週月曜日に、各地のスーパーの店頭、店内から公開放送する。月曜は生放送、火曜から木曜日までの放送分を収録する。クイズもあり、木曜日はゲストを迎えた民謡ショーがある。今週、登場したのは、糸満市を拠点に活動する「乙女椿」(オトメツバキ)だ。沖縄の島唄を歌う女性グループだが、太鼓や踊りも上手い。いわば歌舞団のようだ。

037         民謡を歌う盛和子さん(右)とのーりーの親子コンビ。息が合っている
 盛和子、のーりーコンビは、恩納村ゆかりの「恩納情話」を歌った。恩納は、琉球二大歌人として有名な恩納ナヴィーの出身地。彼女の琉歌をとり込んだ民謡で初めて聞いた曲だった。
 木曜日放送の民謡ショーの乙女椿は、歌三線は女性4人組だが、二人の女の子が踊りで登場した。その可愛いこと。3歳から踊りを習っているという。054  踊ったのは「谷茶前(タンチャメー)」。この曲は、地元の恩納村谷茶の浜が舞台なので、これを選曲したようだ。
 「♪谷茶前の浜にするる(キビナゴ)が寄ってくるよ。するるじゃないよ、大和みじゅん(イワシ)だよ」と歌う。魚をすくうためか、一人はザルをもち、一人は舟の櫂を持って踊る。 048_2 踊りは軽快で、子どもと思えないほど上手い。なにより表情が生き生きして楽しそうなのがよい。思わず見惚れてしまった。おばあもおじいも拍手喝さい。大受けだ。
 乙女椿は、1972年の結成というから、もう40年近い実績がある。県内だけでなく、県外でも活動しているとか。糸満市に会館も建てていて、子どもたちにも、踊りや歌三線を教えている。子どもは20人くらいいるという。その中からやってきた2人だ。
 053
女性4人は、宮古民謡の「豊年の歌」と「豊年音頭」を続けて演奏した。どちらも、豊作を願い、祝う曲である。速いテンポで楽しい演奏だ。私も「豊年音頭」は前から弾いているが、「豊年の歌」をやっと弾けるようになった。ただ、歌詞が宮古方言で難しい。

055 最後は、恒例のカチャーシーである。のーりーが早弾きの曲を連続して演奏するのに合わせて、聴衆も踊る。踊った人には、ホーメル商品がもらえるので、人気がある。
そうでなくても、「唐船どーい」など軽快な三線が流れると、踊りだすのが恒例だ。

060_2 先ほど舞台で踊った女の子2人が、飛び出して聴衆の中に入って踊りだした。カチャーシーも上手い。笑顔を振りまきながら踊る。

064 おばあも喜んで、立ち上がり女の子といっしょに踊りだす。
 063_2  実に楽しそうだ。舞台の前にも、おばあが何人も出て踊ったが、この日の主役は、完全に2人の子どもたちだった。
 

 伝統芸能を受け継ぐ子どもたちは、県内のどこにも、たくさんいる。三線でも、小学生で新人賞、優秀賞、最高賞などの各賞をとり、舌をまくほど上手い子どもたちがたくさんいる。舞踊でもそうだし、エイサーでもたくさんの子どもたちが参加している。ウチナーンチュの子どもたちには、芸能のDNAが深く埋め込まれているようだ。芸能の島、沖縄の底力をこんなところにも感じた。
 

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コメント

乙女椿の子どもたちは本当によく芸ができて、かわいらしかったですね!芸がうまくなかったら、ただのかわいいウチナーワラビンチャーですけど。あの子たちは、毎年糸満ハーレーの芸能船に載って踊っている子たちだそうです。今年で6年目だとか。乙女椿の姉さん(?)たちは、社会奉仕活動も活発におこなっていて、2005年には沖縄刑務所への長年の慰問の功績が認められ法務大臣賞を受賞したそうです。乙女椿学院は、着付けとか躾教育などもおこなっていて、芸事に通じるための基礎から子どもたちに教えているようです。
乙女椿の4人の姉さんのなかで、主にユンタクした仲宗根玲子さんは「私はカラオケも好きなんですよね。演歌を歌います。ここは『恩納道の駅』ですけど演歌『道の駅』が得意なんで今度ご披露したいですね」と言ってたので「おッ!カラオケ仲間発見!話しが合いそう!」と思いました。
「ホーメルで・・・」がいいのは、なんといってもなめらかなウチナーグチの盛和子さんです。
「はいたいぐすーよー今日拝なびら。ラジオちちせるぐすーよー、また恩納道の駅にいちんめーんしぇーびてぃーのぐすーよー、ごあんねーの盛和子やいびん。どうぞみーしちょってぃーうたびみしぇーびりやーたい」。ごあいさつだけでこれだけのなめらかなウチナーグチ、私もいつか盛さんとウチナーグチでユンタクしてみたい!

 乙女椿の子どもが糸満ハーレーの芸能船に乗って踊っていたとは知らなかった。考えてみれば当然すぎるかもしれないけれど。踊りと共に、あの笑顔が素晴らしい。大人の女性もにこにこ笑顔だったから、舞台に出るときは笑顔で!と日頃、教えられているだろうけれど、作られた笑顔ではない。これだけの笑顔に出合えるのは少ないですね。
 社会奉仕活動までやっているのはエライ。長い実績があるけれど、いままだ知らなかった。沖縄にはまだまだ知らない芸能集団がたくさんありますね。玲子さんはカラオケ演歌もとても上手そう。
 盛和子さんのウチナーグチは、きれいな発音で聞きやすい。彼女の情け唄は、とっても情感をこめて歌うので、情け唄の王道です。毎回、聞くたびにこれをお手本にと勉強してますよ。

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