無料ブログはココログ

« 沖縄の花だより、その2 | トップページ | 沖縄の花だより、その4 »

2012年2月 8日 (水)

沖縄の花だより、その3

伊江島の20万株のテッポウユリ

伊江島はテッポウユリが有名だ。20万株、100万輪の花が咲く。2009年4月に妻と泊まりがけで一度行った。民謡三線サークルで再び、20114月に訪れた。でも3月に寒かったので開花が遅く、ほとんどが蕾だった。

 
下にのせた満開の写真は、2009年に見に行った時のものである。
 テッポウユリは、南西諸島や九州南部が原産であり、沖縄から奄美諸島にかけては自生している。有名な民謡がある。「永良部(エラブ)百合の花」という曲だ。
「♪永良部百合ぬ花 アメリカに咲かちヤリクヌ うりが黄金花(クガニバナ) 島によ咲かさ アングヮヨーサトゥ ナイッチャシュンガシュンガ」
 沖永良部島は、戦前からテッポウユリを作ってアメリカにもたくさん輸出して、重要な産業になっていた。だから民謡は、沖永良部の百合の花を作って、アメリカに咲かそう。百合は黄金の花、島に大いに咲かせようという歌意である。

018
 120  
 伊江島では、毎年4月のユリ祭りが、一大イベントになっている。花をはじめ最近では、サトウキビからつくるラム酒など、特産物がいろいろある。
 伊江島といえば、島は悲劇の島でもある。その哀史にもふれないわけにはいかない。
 沖縄戦で、1945年4月、米軍が伊江島に上陸した。住民は島にいた日本軍とともに行動した。女性にも肉弾斬り込みをさせたり、住民の虐殺や集団自決も起きた。「沖縄戦の縮図」といわれる惨状に見舞われた。

011
 
 その上、戦後は米軍が島を占領し、住民は慶良間諸島に強制移住させられた。島に帰ったときには、宝の土地は米軍の基地に奪われた。さらにその後、銃剣とブルドーザーでさらに土地を強奪されるという痛苦の歴史を歩んだ。同時に、住民は米軍にねばり強く抗議し、沖縄本島の人々に苦境を訴えるため「乞食行進」を行なうなど、勇敢に抵抗し続けたことで知られる。

024「千花繚乱」のハイビスカス

2011年に伊江島に行ったさいは、ユリの咲くリリーフィールドを切り上げた後「ハイビスカス園」に行った。ここは、ゴルフ場に併設されている。「世界でも珍しい品種、伊江島オリジナル品種など1000種類」があり、「千花繚乱」とうたわれている。
 ハイビスカスといえば、沖縄ではありふれた赤花だから、もう見慣れていると思っていた。ところが訪れてみて驚いた。なんという種類の多さ。花の彩りと開花の見事さ。ハイビスカスは、こんなにも華麗で美しい花だったのか!認識を新たにした。

025

 ハイビスカスとは何か、という説明があった。
 ハイビスカスは、アオイ科の植物である。品種は世界では1万種類近くもあるという。花の色も、赤はもとより黄色、ピンク、オレンジその他、いろんな色の組み合わせがあり、鮮やかな色で多彩である。
 入口に、いろんな花が並ぶ花壇があった。ここは1株1000円で売っているコーナーだった。034

036

まずは1輪見てみたい。大輪で、ヒダがたくさんあり、ハイビスカスというより、バラのように見える。華麗である。見事な花であるが、ハイビスカスの花の寿命は短い。通常は、花は1日限りの寿命で、朝開いた花は、夜には花を閉じる。寒い時期や大輪の花は、2日もつものもある。
 043
 でも、たいていは1日の命だという。そのかわり、次々に蕾ができて花開くのがこ の花である。大輪の花をいくつか紹介したい。
 039
ハイビスカスの人気投票があった。順位を上から5番まで紹介する。「初恋」「ラスベガス」「ピーチ姫」「ファーストラブ」「人魚姫」その他である。
 これら人気ある花がどれなのか、もうたくさんありすぎて探せない。写真では、アトランダムに花を紹介するしかない。
花にはいろいろなタイプがある。どれが、何という花か分らなくなった。「コーラルタイプ」「オールドタイプ」「ハワイアンタイプ」「伊江島オリジナル」などなど。ハイビスカス展示棟は広いが、別に栽培棟があり、そちらでは新しい品種の交配などを行っているという。

 047 

 伊江島オリジナルのハイビスカスも、18種類が紹介されていた。ハイビスカスといえば、ブッソウゲともいう。これは、沖縄でいわゆるアカバナの名前で親しまれている。ただブッソウゲとは、ハイビスカスの基本種のことをいうそうだ。
 038 ブッソウゲといえば、かつて高知県選出の衆院議員・山原健二郎さんが沖縄に来て、次の短歌を詠んだことがある。「仏桑花 そこには咲くな そこは基地 なが紅は 沖縄のもの」。花に込めて、沖縄の心が詠まれている。
 

これでも、まだまだ紹介しきれない。あまりにも種類が多過ぎて、短い時間では、見きれない。また、ゆっくりと見に来たい。
 ハイビスカス園には可愛い猫がいて、見物に人が訪れても、われ関せずで、一人?でジャレて遊んでいた。おまけ。

« 沖縄の花だより、その2 | トップページ | 沖縄の花だより、その4 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 沖縄の花だより、その3:

« 沖縄の花だより、その2 | トップページ | 沖縄の花だより、その4 »

最近のトラックバック

2021年11月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30