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2012年4月14日 (土)

宜野湾市大山の湧水を見る、その3

 宜野湾市大山で2つの湧水を見た後、大山小学校の後ろにあるアラナキガーに降りた。こちらは、近づくともう水が流れ落ちる音が聞こえていた。

035  大きなパイプから勢いよく水が流れている。農家のおじさんが手を洗っていた。

031  別に大きなパイルがあり、水を導水してこのコンクリートの大きな水槽に貯めている。水槽からは、数十本の小さなパイプが出ている。つまり、このパイプで各農家の田に水を送っているのだ。

 田芋はお盆と正月に最も需要があるので、それに間に合わせるように、10か月前には子芋の茎を切って田に植える。夏には、田の水温が上がり過ぎて、根腐れが起き、病気になりやすいので、毎夕、田の水を抜いて冷たい水と入れ替えるという。だから田芋の栽培にとって、水はなにより大事だ。

033  パイプはそれぞれの田に向かって伸びている。これだけパイプが多いというのは、ここの湧水が豊富だから、それだけこの水に依存している農家が多いのだろう。

 これから台風シーズンに向かうが、田芋は背は高く、葉が大きいので倒れやすい。倒れると根から病気でやられることがある。農家にとっては、台風は心配だ。

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 無事に田芋を収穫しても、まだ安心できない。田芋は茹でてみるまでは品質が分からない。天然水で1時間、茹でてきれいに茹であがれば出荷できるという。なかなか手間のかかる仕事だ。

 下写真は、茹でた田芋。店頭に並べられている。

120414_095801_2 

 田畑に作業している人は、みんなおじいさんばかり。若い世代はいない。湧水の場所を尋ねたおじさんも「ターンムつくっている人はおじいさんばかりでね。あとを継ぐ人がどうなるのかねえ」と心配顔だった。

 たぶん、田芋は高級食材といっても、とても手間がかかる。そのわりに栽培の規模は小さい。年寄り仕事ならなんとかやていけるが、若い世代がこれだけで一人前の生活をするには厳しいのだろう。そんな気がした。

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コメント

田芋は水田栽培だから水は欠かせないとは思っていましたが、常に水温が一定なことが必要で、茹でるときも天然水を使うとなれば、カーの水はハルサーにとっては、もう絶対になくてはならない存在ですね。
なぜ大山に田芋畑が多いのか、大山が名産地なのかと思いましたが、それは豊富なカーの水があるからこそなんですね。
田芋畑は60歳以降、定年になった人が時間ができて就業するものなんだ、とおじいさんが言ってました。若い人には、田芋畑の収入では家計が維持できないのでしょう。
でも某誌の田芋畑に関する記述では、「田芋は手間がかかるけどジンがいい」と、跡を継いでいる人もいるようでしたね。それにしても出荷まで10カ月とは、人間のお産と同じですね。
台風や夏場の灼熱地獄などをくぐりぬけてもなお、茹でてジョウトーとならねば出荷できないんですから、ある意味人間以上かもですね。

 ホントにきれいな湧水があってこそ、田芋ができるんですね。大山が特産だと聞いていたけれど、実際に見てみるとよくわかる。
 それにしても、「タイモ」と呼ばれる芋は大和でもあるけれど、これとは別。沖縄のターンムと同じ、水田で芋をつくるというのは私の田舎ではなかったですね。
 これだけ、手間をかけて作ると、いいものが出来るとハルサーおじいも、うれしいでしょう。高級食材だからジン(銭)がよいといっても、それは手間暇がかかっているから。これから台風シーズンに向かうけれど、昨年のように本島直撃の台風がなければいいですね。

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