歴史がいまも生きている沖縄、その1
琉球の歴史上に登場した人の子孫というか血筋をひく人たちが,いま、生きていろんな分野で活動していることに驚くことがしばしばある。
その一人は、仲井真県知事だろう。琉球王府時代の著名な政治家、蔡温の末裔だと聞いた。
先般、組踊「手水の縁」の作者で、政治犯として蔡温に処刑された平敷屋朝敏のことをアップしたところ、朝敏の母方祖父、屋良宣易(ヤラセンエキ)の末裔にあたるという宜野座村のYさんからメールをいただいた。朝敏について詳しくは、ブログを見ていただきたい。
屋良宣易については、よく知らなかったが、和文学者であり、朝敏はその薫陶を受けたという。和文学者というだけでなく、王府の評定所右筆、尚純公の教育係、首里城の瓦修復奉行など三司官の下で政治にも深くかかわりがあったという。
朝敏らが王府批判と見られる落書を薩摩在番所横目宅に行い、罪を問われた事件では、朝敏、宣蕃らとともに安謝港で処刑されたことが、家譜に残されているそうである。
Yさんは、朝敏の母方祖父の末裔という立場で、その「功績を後世に伝えていくのが使命」だとのべている。
こういう朝敏にゆかりの方から、メールをいただくとは予想もしていなかったので、うれしいかぎりである。これからも、時代を先取りした朝敏とその作品は、時代の発展とともに、より親しまれ、高い評価を受けるだろうと思う。
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