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2012年6月24日 (日)

「慰霊の日」・平和の島唄が流れる

 沖縄戦で組織的戦闘が終わった1945年6月23日から67年。「慰霊の日」には、県民みんなが亡くなった人々を追悼し、平和への誓いを新たにした。ラジオの民謡番組、民俗番組では、平和の島唄が終始流れていた。

 平日に放送するRBC「民謡で今日拝なびら」では、23日は放送がないので、22日に玉城一美さんの歌う「平和の願い」など流れた。この歌は、お父さんの玉城安定さんが、復帰前の1969年に作った曲で、一美さんが歌い継いでいる。「沖縄という島はいつまで戦世か」と、戦後も米軍基地が置かれて、米軍が海外で行う戦争に沖縄の基地が使われ、やすやすと暮らせない、不安な思いと平和への願いを歌っている。

 23日のラジオ沖縄の「民謡の花束」は、平和の島唄特集だった。やはり「平和の願い」をはじめ、進行役の松田一利さんがナマ歌で「屋嘉節」を披露した。金武町屋嘉にあった捕虜収容所で作られた曲。戦争の哀れを歌う。

 「戦世のあとの焼け野原を見れば またんねんごとにお願しゃびら」という歌詞もある。「ふたたびこんな悲惨な戦争がないことを願う」という県民共通の思いが込められている。写真は金武町にある「屋嘉節」の歌碑。

012

 番組では、4人姉妹でつくる「でいご娘」の長女、艶子さんが中継で出演し、「艦砲ぬ喰ぇーぬくさー」について語った。曲をつくったお父さんの出身地、読谷村楚辺で行われる慰霊の行事で、この曲をこれから歌うと話していた。すでにブログでこの曲について書いてきたので詳しくはそちらを見て下さい。

 「わが親を喰ったこの戦争、わが島を喰ったこの艦砲 生まれ変わっても忘れられない 誰が戦争を始めたのか 恨んで悔やんで飽き足りない 子孫末代までいい伝えていかなければ」と歌う。反戦島唄の最高傑作だと思う。名曲をつくったお父さんが、米兵の交通事故で亡くなったとは慙愧にたえない。

013        「艦砲ぬ⋯⋯」を歌う「でいご娘」のみなさん。NHKテレビから

 この曲の歌碑建立がすすめられ、募金を集め、チャリティー行事もあり、来年の「慰霊に日」には出来上がるようだ。最近、この曲がよく聞かれるようになったのは嬉しいことだ。いつまでも歌い継がれるべき曲だ。

 24日日曜日には、ラジオ沖縄「赤瓦ちょーびんのぐぶりーさびら」は、沖縄の民俗、歴史について「ちょうーびんさん」がわかりやすく話してくれる番組。この日はやはり沖縄戦の話をしながら「平和の願い」「艦砲ぬ⋯⋯」など流した。ラジオの民謡、民俗番組も、平和一色だった。

 私も23日に行われた恒例の「三線を楽しむ会」で「屋嘉節」を歌ってきた。慰霊の日に歌うと、特別思いがこもる感じだった。

 

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コメント

民謡番組だけが平和の歌を流してるんじゃないですよ。今年はたまたま土曜日だったから番組自体なかったけど、rbcの「ミュージックシャワー」は、慰霊の日は3時間全部、沖縄の平和を願う現代音楽を流しています。「黄金の花」「平和の琉歌」「げっとうの花」「島唄」・・・。メッセージも沖縄戦とこれからの沖縄の平和についてに関するものを応募してます。おじいやおばあの戦争体験を伝えてくる人が多いですね。
23日は沖縄全体が、慰霊を込めて平和への決意を新たにする日ですね。
1日中平和を願った歌が流れる県は、日本中沖縄以外にないんじゃないでしょうか。

 そうですね。慰霊の日特集になりますね。まあ、民謡を学んでいるので、民謡番組に限りました。テレビでもアナウンサーはみんな喪服でした。 
 大和では、8月15日だからと、音楽もみんな平和の音楽を流すというのはない。まあテレビでは、戦争がテーマのドラマなどはありますが。沖縄には、平和の島唄がたくさんあるので、慰霊の日に流れる曲もごくごく一部ですね。もっと聞きたい曲もたくさんあります。

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