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2012年6月30日 (土)

地井武男の初主演は映画「沖縄」

 俳優の地井武男さんの訃報は驚きだった。まだ70歳。まだまだ活躍してほしい役者だ。代表作として、テレビドラマの「北の国から」などあげられる。

 だが、初主演映画は、武田敦監督の「沖縄」である。高卒後、1963年に俳優座に入った地井さんは、1969年製作のこの映画で、強烈な印象を残した。

 映画「沖縄」は、第1部、「一坪たりともわたすまい」。第2部、「怒りの島」の2部からなる大作だった。
 第1部は、戦後、米軍基地のため土地を奪われた農民のたたかいを描く。
 第2部は、ベトナム戦争が激しくなるなか、立ち上がる基地労働者をメインに描いた。
 地井さんは、米軍物資をかっぱらう「戦果アギャー」に走る若者を演じ、その後たたかいに立ち上がる男の姿を描いていたと記憶する。佐々木愛さんらが共演していた。
 中でも、中村翫右衛門が伊江島の基地反対闘争のリーダー、阿波根昌鴻さんを演じて圧倒的な存在感を持っていたことが印象深い。

 地井さんは、このあとも山本薩夫、今井正、岡本喜八監督らの社会派映画によく出演した。骨太な俳優のイメージが強かった。
 訃報を聞いて思い出すのは、この映画「沖縄」である。そういう意味では、沖縄と切っても切れないかかわりがある俳優だった。

 

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コメント

それなのに、地元紙では地井さんの訃報が筑紫哲也なんかと段違いで小さくしか扱われないのはなぜでしょうね?
「沖縄」は肝心な沖縄では上映されないか、あまり評判ではなかったのでしょうか。あまりにも当たり前というか、リアリティーあるもので、事実をそのまんまの世界だったから、みたいな。映画「ひめゆり」なんかも本土では大きく扱われるけど、沖縄では話題としては「本土で公開されている映画」として、どこか余所事みたいな感じですよね。
 やっぱり映画も食べ物も「うちなーむん」でないとウチナーンチュの興味はさほど大きくならないのでしょうか。
 映画「沖縄」、観たいですぅ~。

 地井さんは映画「沖縄」で売り出し、ロケにも来ただろうけれど、俳優としてだから、沖縄問題を発信してきたわけじゃない。筑紫さんは長く沖縄問題を重視して報道したし、ネーネーズをTBS番組でも登用するなど、沖縄で好感をもたれたからでしょう。
 「沖縄」は2,3年前か上映されたので、見に行けばよかったのに残念。その後、歌劇「沖縄」にもなりましたね。
 ウチナーンチュが製作、監督したものではなくても、沖縄が舞台の映画はよく上映されたはず。でも住んでいなかったので、当時の反響は分からないですね。

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