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2012年7月 3日 (火)

洋楽界でも超ベテラン歌手が活躍

 1950,60年代に活躍した歌手がいまも元気に歌っている話を書いた。その続きとして、洋楽界でも高齢シンガーが健在でいることを紹介したい。

 ペトゥラ・クラークは、1965年に「恋のダウンタウン」が大ヒットした。もう過去の人と思い、すっかり忘れていた。ところが、現在も79歳で現役続行中だという。
 新しいアルバム「ペトゥラ」を15年ぶりに出した。さっそくユーチューブで見た。
 2010年にステージで「恋のダウンタウン」を歌っていた。なんと若々しい声。50年前とたいして変わらないのに驚く。

 彼女のアルバムでは、いろんな歌手とデュエットしている。そのなかにシャンソン歌手のシャルル・アズナブールがいる。なんとことし88歳になった。二人合計して、167歳になる。
 沖縄民謡の金城実・山里ユキのベテランコンビを、さらに12歳も上回る。

 アズナブールもやはり、ユーチューブで見ると、とても88歳とは思えない。いったいいつまで歌えるのだろうか。

 スゴイのは、トニー・ベネットだ。85歳になる。生誕85年を記念して、新しいアルバム「デュエット」を出した。このなかでは、レディー・ガガやマライヤ・キャリーなどとデュエットしている。レディー・ガガとのデュエットは、ユーチューブでも見られる。
 ビックリするのは、このアルバムが大ヒットして「ビルボード」誌で第1位をとったこと。史上最高齢記録を大幅に更新したという。
 超ベテランの彼を応援する人々がたくさんいることもスゴイことだ。

 シンガーの中には、無茶な生活で喉を痛める人、お酒を飲み過ぎたり、薬に手を出して早死する人もいる。
 けれども、トニー・ベネットは、喉を酷使しないように発声や日常生活でもいつも気を使っているそうだ。高齢になっても、歌い続けている人々は、それなりにみんな努力をしているのだ。

 ついでに、60年代に反戦フォーク歌手として人気を集めたジョーン・バエズも、いま話題になることはまったくない。でも、彼女もユーチューブでも見ると、いまでも、いろんな場所でフォークを歌い続けている。
 1941年生れだから、71歳。髪は白髪になったが、相変わらず美しい声で「イマジン」「花はどこへ行った」など歌っている。フォークに魅了された世代としては、懐かしい。

 洋楽、歌謡曲を問わず、ベテラン歌手でも、もうあまり歌っていないせいか、声が出なくて、見苦しい人も中にはいる。でも、芸歴50,60年を経ても、変わらない伸びやかな声、美しい声で、歌う姿を見ると、頭の下がる思いがする。

 

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コメント

それで昨日のカラオケは洋楽が多かったんですか?

 カラオケでも珍しく洋楽ナンバー歌ってみましたね。アンディ・ウィリアムスの得意な曲。でも上手くは歌えない。まあ当然ですけれど。もう民謡の方が歌いやすいですね。

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