高知新聞が尖閣諸島の命名者・黒岩恒を紹介
尖閣諸島の命名者である黒岩恒のことを「高知新聞」が取り上げて9月28日付夕刊で掲載した。友人が記事をメールで送ってくれた。「『尖閣』命名は本県出身者」という見出しで報じている。
黒岩さんは、高知県佐川町立野の出身である。その人物と業績についてはこのブログで「知られざる高知人」ほか、何回か取り上げたので、興味のある方は、そちらを見てほしい。
記事では、黒岩さんが沖縄の動植物や民俗を研究し、命名した動植物が数十種にのぼること、112年前に尖閣諸島を探検して、尖閣の命名をし、魚釣島には土佐清水市竜串に由来する命名もしたことなど記している。
尖閣諸島をめぐり中国、台湾との領有権争いが激化するのは、好ましくないが、尖閣が問題になり、日本の領土となった歴史的な経過が焦点になると、黒岩さんの先駆的な活動が注目されている。
出身地の高知県では、黒岩さんの名前も業績も知る人は少ない。もっともっと知られるべき人だと思い、私も彼のことをブログで紹介してきた。「高知新聞」が、こうした記事を掲載したことで、黒岩さんの人と業績を県民が知る機会になることは、嬉しいことだ。黒岩さんも、きっとグソー(あの世)で、喜んでいるはずである。
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