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2012年10月12日 (金)

首里城の名泉、寒水川樋川

 瑞泉門の前の龍樋と並んで、首里城内の重要な水源が寒水川樋川(スンガーヒージャー)である。

030  この湧水は、首里城内の生活用水のほかに、防火用水としても利用されたといわれる。

031  地形の関係でこの周辺は、首里城内に降った雨が地下水として湧き出でくる場所である。龍樋も寒水川樋川も、小高い山の頂上部にある正殿、御庭はじめ城の中心部からは、かなれ下がった場所になる。といっても城全体が山の上に築かれているので、こんな高い場所でよく、これだけ湧水があるものだと思う。044

 樋川で溢れ出た水は、地下の溝を通り、久慶門(キュウケイモン)の外側の左右から再び地中に入り、門のすぐ向かいにある円鑑池(エンカンチ)に抜けた。門の外側の左右に、上写真のような石積みの施設がある。溢れた水は、ここを通り、さらに下方に流れ、地中を通り池に注いだのだろうか。

008  円鑑池が満水になると、龍潭(リュウタン)に注いでいった。上写真のように、円鑑池から龍潭につながっている。うまく排水を処理するようなシステムになっている。

 これが庶民の使う井泉だと、飲み水として汲み、野菜など洗い、洗濯や水浴びして、牛馬を洗い、最後に農業用水として使うという流れになっている。また、庶民の使う井泉は、かならず御願(ウガン、祈り)の対象となっているが、首里城の井泉は拝所は見当たらない。やはり、庶民の使う井泉とは少し違いがある。

033  寒水川樋川は、写真の久慶門を入ったすぐ左にある。龍樋は、右に坂を上がった場所になる。この門は、通用門だった。主に女性が利用した。国王が、寺院に参拝するときや、北の地方に出かけるときは、この門が使われた。
 029 沖縄戦で焼失し、1983年に復元された。

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