無料ブログはココログ

« 真玉橋の人柱伝説 | トップページ | 盛り上がるウチナー運動会 »

2012年10月27日 (土)

古里でつながる郷友会

 沖縄に移住して初めて知った組織に、郷友会(キョウユウカイ)がある。初めて聞いた時には、よくわからなかった。これは、沖縄の各地方、離島の出身者が、古里を離れてもそのつながりを大切にして、結束した組織である。

 私が長く住んでいた東京では、東北や新潟、長野などの出身者が多くて、同郷の人がつながりを大切にすることはよくあった。出身県で県人会をつくっていることもよくあった。でもそれは、通常は県単位である。私の出身の高知県では、高知市に県内各地から出てきている人が多いが、町村単位で同郷会をつくっているような話は聞いたことがなかった。 

 その点、沖縄はまったく様相が違う。古里を長く離れていても、郷土のつながりを大切にする。沖縄では、本島の北部や離島から、那覇市をはじめ中南部に出てきた人たちで、出身の町村や集落、離島を単位につくっていることが多い。県外でも、それぞれの出身地ごとに、会がつくられている。その点では、沖縄はなにか独立国のような様相がある。

 なぜいまこんなことを書いているかといえば、「琉球新報」で9月24日から週1回、「つながる郷友会」という連載が始まったからだ。

 第1回は「大宜味一心会」。大宜味村内の16字の郷友会をまとめる組織だという。ということは、各字ごとにも会があり、それをまとめるのがこの「一心会」ということらしい。会員は2000世帯というから大きい。かつては、那覇に出てきた大宜味村出身者の生活支援という意味合いが強かった。現在は、親睦を深め、村の行事を支えるのが大きな役割だという。

 一番の大きな催しは、親睦大運動会。昨年まで45回開いたという。運動会は、どこの郷友会でも大きな催しになっている。

 伊江島出身者でつくる「伊江村郷友会」は、約1200世帯が会員になっている。村内8字の出身者による支部があり、やはり親睦大運動会は、字対抗で盛り上がるそうだ。
 伊江島は、各字ごとに村踊りがある。伊江島の村踊りは、伝統芸能の組踊(クミオドリ)をはじめ素晴らしい芸能が継承されている。この字ごとの伝統の継承にも郷友会の結束が欠かせないというから、村踊りのときには、島に帰って参加するのだろう。

 伊是名島(イゼナジマ)出身者でつくる「伊是名村郷友会」は、やはり約1200世帯の会員がいる。親睦行事だけでなく、伊是名出身で琉球の第二王統を開いたことで名高い「尚円王まつり」やトライアスロンといった島の大きな行事に協力するのが大きな役割だという。

 新聞連載は始まったばかりだ。これから各地の郷友会が紹介されるので、興味深い。

« 真玉橋の人柱伝説 | トップページ | 盛り上がるウチナー運動会 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1384216/47610774

この記事へのトラックバック一覧です: 古里でつながる郷友会:

« 真玉橋の人柱伝説 | トップページ | 盛り上がるウチナー運動会 »

最近のトラックバック

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31