真玉橋の人柱伝説
国場川に架かる真玉橋には、人柱伝説がある。
1707年尚貞王の時代、木でつくった橋は大雨のたびに流されるので、丈夫な石に造り替えることになった。ところが、工事のために大勢の人を駆り出したにもかかわらず、大雨になると橋脚が流され、工事ははかどらない。
そんなとき、一人の神女が現れて「子年生まれで七色の元結(髪を束ねた紐)を身につけた女を人柱に立てよ」との神託を告げた。
あらゆる手段を使って、お告げにあった女を探したが見つからない。そんな時、神女も子年生れであることが役人の耳に入った。家を訪ねると、元結が七色に輝いていた。とうとうお告げをした神女が人柱に立てられることになった。
神女は、最後の時、自分の娘に「人より先に口をきいてはいけない」という言葉を残していった。 こんな人柱伝説は、他にもあるらしい。
おまけ。真玉橋には、村を守る石獅子が建っている。上は、集落の西にあるイリヌ・シーサー。下は、集落の東にあるアガリヌ・シーサー。
イリヌ・シーサーは、なんかゴジラのような怖い形相である。アガリヌ・シーサーは逆にとても優しい表情。好対照の石獅子である。
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