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2012年11月 4日 (日)

芸大祭でガムランを聴く

 文化の日の3日、沖縄県立芸術大学の芸大祭に出かけた。インドネシアの有名なガムラン音楽を聴くためである。ツレの友人の芸大生Kさんが、出演するからだ。

015  ガムランとは、「たたく」という言葉からきていて、すべて打楽器で演奏する。ガムランは、ジャワとバリ島が有名だが、今夕はバリ島のガムランだった。

045  お鍋のような「レヨン」(上)。鉄琴のような「ガンサ」(下)。これらはハンマーや棒でたたく。でも、それぞれ音色が少しずつ変わり、メロディを奏でる。主に青銅でつくられる。音が美しいから。

044 ドラムのような太鼓は膝の上に置いて手でたたく(一番上の写真にある)。亀(?)の上に載せたものもある。他に大きな銅鑼(ドラ)も大小とある。なにか楽器紹介になってしまった

020_2   演奏が始まると、これまでテレビなどで見聞きしたガムランは、ゆったりした心地よい音楽のイメージがあるが、少し違う。早いテンポでリズミカルに打ち鳴らす。独特のリズムで次第にアップテンポで激しくなる。スゴイ迫力で、自然に拍子をとりたくなる。014_2  音楽だけ奏でているように書いていたが、最初からバリの踊りが登場した。衣装もカラフルでとても美しい。

008  身体をくねらせながらの独特の舞いだが、手指の表現がものすごく繊細で、見事。音楽とピッタリと合っている。

006  写真は、ツレの友人のKさん。なんかクレオパトラを思わせるようなメイク。目は瞬きもしないで、キッと前を見つめている。
 驚くのは、踊り手は次には楽器を演奏する。楽器も交代でこなす。それに、楽譜はない! みんな暗記して演奏するという。でも、どんなに激しいリズムになっても、呼吸はピッタリ合っていて、乱れがない。

024 次はソロで踊る。 踊りも、琉球舞踊のようなゆったりしたものではない。優雅ではあるが、動きは早い。指先をかすかにふるわせたりするのは、ナマで見ないと味わえない。032

 最後は、男女2人が登場して、絡み合う踊りだった。バリの踊りはこれまでも、世界でたくさんの人々が魅了されたのが、よくわかる。

037  ガムランといっても、ジャワとバリでは違うらしい。ジャワはゆったりと流れるような優雅な響きに特色がある。宮廷の音楽として発達したからだという。バリ島は、きらびやかな音とリズムに特徴があり、より庶民的だという。

034  琉球でも王府で発達した古典音楽と踊りは、優雅でゆったりしている。庶民の間で好まれた民謡と踊りは、早いテンポの軽快な曲と踊りが多い。なにか共通するものがある。

 県立芸大のガムランは、ジャワとバリの両方のアンサンブルがあり、精力的な活動を続けて、日本の大学でも有名だという。とくに、バリのアンサンブルは、日本における代表的なガムラン奏者の一人と言われる梅田英春准教授の指導の下で意欲的な活動が行われているとのこと。

 芸大の卒業生も入っているようだが、それにしても素晴らしい演奏と踊りだ。練習は厳しいという話は聞いていたが、だからこそ、その成果が出ている。沖縄にいて、バリ島の雰囲気を味わえた。

 Kさんなんか、1年生なのに、ジャワとバリの両方に出演して、踊りも演奏もこなしていた。短い間によくこれだけのことができるものだと、驚いた。それだけ、練習をしたということだろう。042 芸大祭でも、ガムランは最大の目玉になっているとか。たくさん駆け付けていた。このガムランを見るために県外から来る人もいる。東京出身のKさんのおばあちゃんと友だちも駆け付け、まん前で見ていた。それだけの価値のある音楽と踊りだった。

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コメント

ガムラン、素晴らしかったですね!
踊りも演奏もかなりハイレベルな民俗音楽です。
でもバリでは、ガムランはもともと日常的な祭祀の場につきものなんだそうで、観光タクシーの運転手が観光客に教えたら、あっという間に人気になり、いまは観光用に見せられてもいるそうです。
バリは祖先崇拝が日常生活に浸透しており、一日中どこかで祭祀がおこなわれているというから、沖縄と通じるところがありますね。
ナマのガムランと踊りを見られてラッキーでした。
Kさんの友だちはジャワガムランをやっていて、毎年芸大の「七夕まつり」でも披露しているそうなので、今度はジャワも見てみたいですね。
ピアノの先生が言っていた通り、芸大生のガムランは芸大祭の最大の呼び物ですね。
Kさん、さすがです!

 ガムランはやっぱり祭祀芸能なんですか。沖縄と似たところがありますね。まあ伝統ある民族芸能は、どこでもそういう性格があるようですね。
 初めて聞いても、とても楽しめて、魂に響く音楽と踊りだから、一度見ると魅了されます。
 あれだけ、独特のリズムで一糸乱れずに演奏できるのは、ホントにハイレベルでしょう。Kさんのジャワのガムランも是非見てみたいですね。

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