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2012年12月18日 (火)

宮古島探訪、友利のあま井

友利あま井

来間島から東平安名崎に向かい車を走らせていると、なにか史跡の案内板のようなものが見えてきた。よくわからないままに、細い道路を入っていくと、それが「友利あま井(カー)」だった。

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 自然洞窟の湧水である。降り口から湧水の出ているところまで、深さが20㍍ほどもある。洞井としては規模が大きく、水量も豊かだという。『擁正(ヨウセイ)旧記』には、やはり「洞井であるが掘年数不明」と記されている。

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上からのぞいてみると、驚くほど巨大な洞窟が口を開いており、底までは長い階段を降りなければいけない。各地で井泉を見てきたが、これほど大きくて深い洞穴の井泉は初めてである。階段をゆっくりと降りてみる。降りながら、こんな深さでは水を汲んで運ぶのは、大変な重労働だったことだろうと思わせる。

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 井泉から水を汲み運ぶのは、女性の仕事とされていた。あま井に降りる石段の側壁の岩には、手で支えて登ったために、磨滅してしまったところが数カ所あり、当時の苦労がしのばれるそうだ。明和の大津波(1771年)以前は、友利、砂川、新里の各元島(集落)住民が共同で利用していたという。水量も多いからそれだけ、広範囲な住民に利用されたのだろう。

1965年(昭和40)に旧城辺(グスクベ)町の上水道が普及する以前は、この湧水が住民にとって飲料水をはじめ、生活用水として貴重だった。

ただ、宮古島の井泉は、いまでは飲料には適さないという。それは、宮古はサトウキビをたくさん栽培しており、農薬も使うので、地下水が農薬に汚染されているから、飲料には向かないらしい。

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コメント

(ぼくはあまがーの近くにすんでいるんですぅ~
あ、それと、「あまかー」じゃなくて「あまがー」ですよン♪
暗くて、すべりやすいですよねぇ~。
10年前に東京から引越してきたもんで、何度もあまがーにはいってますぅ。
軽装備でいくと、転んだら大ケガだから、かなりデンジャラス!!
けど、なかにはいるとウキウキしませんかぁ?

 コメントありがとうございました。
 あま井の近くにお住みとは、いいところですよね。
 写真をアップしている説明坂で「あま井(かー)」とフリガナが付けられていたので、「あまかー」としちゃいました。でも、ご指摘のように地元では「あまがー」と呼んでいるんでしょうね。
 「あま井」はとても、深くて立派なので、足を滑らすと大変ですね。ここから水を汲みあげた昔の人たちの苦労がしのばれます。

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