宮古島探訪、来間島には憲法がある
来間島には憲法がある
宮古島の南西端に、来間島(クリマジマ)が浮かんでいる。やはり来間大橋でつながっている。全長1690㍍あり、1995年農道橋として開通した。池間大橋よりは265㍍長いので、宮古諸島では一番長い橋だ。島は周囲9㌔㍍で、人口200人弱。集落が一つあるほかは、サトウキビ畑が広がている。
一番の観光ポイントは、島の高台にある、龍宮城展望台である。宮古島本島の与那覇前浜の白砂ビーチが一望にできる。
宮古島では、全日本トライアスロン宮古島大会が毎年、開催される。2013年は、4月21日に予定されている。前浜ビーチは、スイム(水泳)のスタート地点になる。バイク(自転車)も前浜からスタートして、来間大橋もコースの一部となっている。
宮古島はとっても平坦な島なので、トライアスロンをするのには、最適な場所なのかもしれない。いまや、宮古島の一大イベントとなっている。
来間島の展望台に、面白い看板があった。なんと「来間島憲法」である。来間島を美しく保つため、また誰もが住みたくなるむらにすることを目的としている。
第3条では、島の集落の景観を美しく保つために、住民は庭にブーゲンビリアの花を一本以上植えなければならない。ハイビスカスも同様に定められている。
第5条では、島を美しく保つために、住民はゴミを島の如何なる場所に於いても投棄してはならない、放置してはならないと定める。しかも、住民、来島者に関わらず、ゴミを投棄、放置する者に対しては、注意、指導を怠ってはならないと定める。
展望台からの眺めは素晴らしい
第6条で、来島者はもちろん、ゴミの投棄、放置をしてはならないと義務づけられている。
第8条では、この憲法は強要ではなく各個人の任意の協力を要とするとうたっている。
まあ、看板を眺めていると、それだけ島の住民が来間島に誇りをもち、島の景観、環境を守ることを大切にしようとしていることを痛感する。
「宮古島探訪」はひとまずこれで終わりとしたい。
« パソコンのフリーズトラブルが解決した | トップページ | 「汀間当」で歌われた請人・神谷の子孫は神谷幸一氏だった »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 歌碑のある風景、戦場の哀れ歌う「二見情話」(2018.05.01)
- 蔡温も見た親泊競馬(2014.02.09)
- 昔の面影残す仲原馬場跡(2014.02.07)
- 今帰仁の今泊を歩く、御嶽がない(2014.02.06)
- 今帰仁の今泊を歩く、神ハサギ(2014.02.04)
この記事へのコメントは終了しました。
« パソコンのフリーズトラブルが解決した | トップページ | 「汀間当」で歌われた請人・神谷の子孫は神谷幸一氏だった »
コメント