無料ブログはココログ

« 「島分け」の悲劇と「久場山越路節」、その3 | トップページ | 石垣島の拝所、天川御獄 »

2013年1月13日 (日)

アルテで「梅の香り」を歌う

 2013年1月12日、新年最初のアルテ・ミュージック・ファクトリーは、テーマが「始」。みんな新年のあいさつから始まった。今回は、歌三線はエントリーは2人と少なかった。選曲したのは「梅の香り」である。

 梅を育てて初めて咲き始めた梅の美しさ、香りのかぐわしさ、花を咲かせた喜びが歌われている。Img_1105
 歌詞は間違わずに歌えたが、三線は最初の出だしはミスが続いた。でも2番からは落ち着いた。「難しい曲をやりましたね」「私もこの曲を覚えたいんだけどね」など感想が寄せられた。
  歌詞は、1~4番まである。要旨を紹介する。
  「春は花ざかり。いろいろの花が咲いている。朝夕水をかけ、心をこめて育てた梅が咲くのはいつだろうか、奥山の花も季節を待って咲く、梅が咲かないはずがない。さあ咲始めた初花の香りのいいことよ」。043
 西原町小那覇(おなは)出身の、新川嘉徳氏が作詞作曲した。1899年2月10日に生れた新川氏は、14歳でハワイに渡った。一旦帰郷したのは1936年だから、20年余りハワイなど外国暮らしをして、働きながら電気機械工学を学び、蓄音器の針を自動交換する仕組みを発明して特許もとった。帰国してから大阪に住んだ。音楽にも関心を持ち、演奏会なども行っていたそうである。詳しくは、ブログ「歌碑のある風景」にアップしているので見ていただきたい。


 宮古民謡の名手、Hさんは、八重山民謡の唄者、sonoさんとともに「豊年の歌」を披露した。新年のファクトリーにふさわしい曲目で、味わいがある歌声だった。

Img_1126
 ツレは、年末のギターサンサンブルの夕べで、歌った「花は咲く」。NHKの東日本大震災の復興のテーマソングになっている。今回は、ピアノとハモリで共演してくれる栗田真由さんが
「花は咲く正月バージョン」を編曲してくれた。

Img_1119 イントロで宮城道雄作曲の「春の海」が流れ、「花は咲く」に入る。エンディングは、正月ソング「1月1日」で終わる。楽しいアレンジがされた。

 歌は、二人の呼吸もピッタリ。騒がしかった場内も歌いだすと静まり、最後は「花は花は花は咲く」の全員合唱で終わった。

 年初のアルテは、新しい出演者、飛び入り、数年ぶりの登場などで、最近になくにぎやかで楽しいコンサートになった。

  


 

« 「島分け」の悲劇と「久場山越路節」、その3 | トップページ | 石垣島の拝所、天川御獄 »

音楽」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アルテで「梅の香り」を歌う:

« 「島分け」の悲劇と「久場山越路節」、その3 | トップページ | 石垣島の拝所、天川御獄 »

最近のトラックバック

2021年11月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30