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2013年2月21日 (木)

金城正篤先生の受賞を喜ぶ

 沖縄の社会・歴史分野研究で顕著な業績をあげた人物に贈られる東恩納寛淳(ヒガシオンナカンジュン)賞を、琉球大学名誉教授の金城正篤先生が受賞することになった。この賞は、琉球新報社が主催し、今回で30回目となる節目の受賞である。

 「受賞を喜ぶ」と書くほど、先生と親しいわけではない。ただ、沖縄に移住して翌年、2006,2007年に、沖縄大学で、2年間に「中国琉球交流史」や「中国近現代史」「東アジア史」の講義を受講したことがある。

 先生はもともと中国近代史が専門のようだが、沖縄の復帰前後から沖縄近代史をけん引し、とくに明治国家が琉球王国を廃止し、日本に組み込んだ「琉球処分」の研究を飛躍的に前進させたことが高く評価された。

 個人的には、聴講生として受講したなかで、とくに「中琉交流史」に感銘を受けた。

 講義では、60歳過ぎは私だけ、他の学生は20歳前後の若者ばかりだった。先生は、学生にとってあまりなじみのないテーマだけに、聴講するものが、理解ができるようにいつも工夫して話された。まとまったテキストになる著書がないなかで、毎回、興味深い史料を配布して講義してくれる。

 講義は、深い学識に裏付けられ、それでいて、とてもわかりやすい内容だった。中国と琉球の長い交流の歴史の全体像と大事な事柄の細部がじつによく理解できる講義だった。

 とかくキーワードになる用語がわからなけばチンプンカンプンになりがちであるため、先生は毎回、基礎的な知識をきちんと理解できるように分かりやすく説明する。素人の質問にも的確に答えてくれた。権威ぶったところはまったくない、やさしさにあふれた先生だった。

 先生の講義は、至福の時間といっても過言ではなかった。

  なお、勝手に「中国と琉球の長い交流の歴史」をブログにもアップしてあるので、興味のある方はそちらを見ていただきたい。

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