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2013年3月26日 (火)

島添大里城跡を再訪、その2

城門前にあるチチンガー

グスクの入り口付近に、「チチンガー」と呼ばれるとても深い井泉があった。前に来た時には、うかつにも気がつかなかった。

Img_1792


 グスクは標高150㍍もある高地なのに、こんな井泉があるとは、不思議なくらいだ。でも、グスクのあるところには、たいてい井泉はある。水がなければ、グスクとしての役割を果たせないからだ。Img_1794_2

ただ、この井泉は、島添大里グスクの城門近くの城壁外に設けられた井戸である。西原集落の村の共同井戸として使用されていたという。築造年代は定かではないが、島添大里グスクとの関係から14世紀頃と推定される。井戸の湧水地点はとても深い。地表から8㍍も下にある。
 
 取水地までは琉球石灰岩の岩盤を削って13段の階段が取り付けられている。取水地の岩盤部分は、琉球石灰岩の面取り積みの石垣が積まれている。グスク城壁の一部ともみなされている。Img_1795 

井戸に降りるところには、拝所があった。井戸には珍しく、アーチ型の石積みがされている。この前で祈ると、向こうの下方に井戸が見える。貴重な水源だから、祈願の対象なのだろう。

井戸がこれだけ深いと、水汲みは、かなれの重労働だったはず。

Img_1793

 伝承によれば、井戸が城壁外にあると清水が湧きだし、城内に取り込まれると水が枯れたとのことである。また城内のスクナマヌウカー(御井)が枯れたので築造したとの伝えもある。

いずれにしても、「チチンガーは、島添大里グスクと密接に関わっているばかりでなく、当時の城と井戸との関係を理解するうえでも貴重である」と説明文に書かれている。

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