感動的な「千の風になって」
ウチナーフォーク歌手「ふーみ」のライブが糸満市「風は南から」であり、出かけた。ツレのお父さんが5月初めに亡くなったが、いつまでも悲しみに沈んでばかりはいられないので。
ふーみさんは、今回は相棒の良明さんが不在なので、「ミスター☆ジョークマン」の名前でのライブだ。前半は、三線を弾きながらの島唄が中心だった。一部の最後に、ツレがリクエストしていた「千の風になって」を三線、ギターもなしで歌ってくれた。
ふーみさんも、ツレが父を亡くしたことを知っている。「♪わたしのお墓の前で 泣かないでください そこにわたしはいません 眠ってなんかいません 千の風に 千の風になって あの大きな空を 吹き渡っています」。とても心を込めて歌ってくれた。のびやかなテノールは、この歌をよく表現している。
ツレはもう、歌い始めるとすぐにウルウルと涙する。終わると、号泣して、ふーみさんの胸に顔をうずめた。感動的な歌だった。素晴らしい歌を聴かせてくれたふーみさんに、感謝したい。
終わった後で、ふーみさんいわく。「この千の風になっては,三線でも弾けるんですよ。だから、そのうち、三線で弾いて歌ってみたい」と語っていた。三線の音色にのった「千の風になって」もぜひ聴いてみたい。
ライブ後半は、フォークから、洋楽ナンバーなどで楽しませてくれた。何を歌っても、上手い。オリジナルを超えるような歌唱だ。
ふーみさんは、もうすぐ50歳の誕生日を迎える。ライブでは、常連の人たちで、バースデイケーキを用意して、お祝いをした。
ツレもきっと、癒されて、次第に元気を取り戻していくだろう。
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