第30回芸能チャリティー公演で演奏
第30回芸能チャリティー公演が11月23日、那覇市民会館で開かれた。わが民謡三線同好会も出演した。隔年の出番なので2年ぶりである。
赤い羽根共同募金運動への協力公演だ。今年は30回目の節目となる。よく知らなかったが、第1回から17回までは、八重山民謡の唄者である山里勇吉さんの主導のもと、各芸能者が賛同して開かれていた。第18回から、老人福祉センター・憩いの家の利用者と講師の協力で実施されるようになったとのこと。
今回のテーマとして「子どもと高齢者」が触れ合う舞台の雰囲気づくりを心掛けたとか。それは、われわれの出番でも、実践された。
舞台は「かぎやで風節」の斉唱と踊りで幕を開けた。演目は合計27にのぼる。踊りからレク体操、歌三線、カラオケ、フラダンス、太鼓など多彩な芸能が披露された。
民謡三線同好会は、毎年二つの老人福祉センターが共同で出演する。演奏曲目は「恋の花」「デンサー節」の2曲。2つのセンター合同で総勢50人ほどとなった。それにお琴、太鼓など加勢をしてもらった。
緞帳が上がり、舞台にライトがついたとき、演奏開始するという約束で、リハーサルもしていた。ところが、場内アナウンスで、紹介が終わり、緞帳が上がり始めた途端、演奏を始めた人たちがいる。完全なフライングである。でも始まった以上はやめられない。最後まで演奏を続けた。
始まると、よく揃っていて、声も出ていた。上出来だったのではないだろうか。仲間の間でも「よかったよ。ちゃんとついてきてくれたから」との声があった。
今回初めての試みとして、われわれ高齢者の歌三線が終わった後、舞台にそのまま残り、そこに當間清子歌三線・民謡研究会の子どもたち、先生を含めて10人が登場した。三線を奏でながら「新デンサー節」を歌った。そのバックで、高齢者がみんなで手拍子をしながら、声をそろえてお囃子を歌った。とてもよい演奏と雰囲気だった。
子どもたちの歌三線は、登場するだけで、聴衆のおばあ、おばさんたちから大うけだ。「会場の雰囲気が一変した」とはツレの感想である。試みは成功したようだ。
わが同好会から90歳を先頭に80代、70代、60代合わせて30人余りの参加だった。「楽しく演奏できましたか」と初参加の女性に尋ねると、「とても楽しくできましたよ。次からは歌詞をよく覚えてやります」との答えが返ってきた。まだ覚えていない人は、前に座った人の背中に、歌詞を張り付けてカンニングをしての演奏だった。
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