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2013年11月29日 (金)

沖縄民謡に歌われた民具、バーキ

 バーキ

 バーキとは、竹を編んだカゴのこと。もっとも庶民的なカゴだ。背の低いバーキは、運搬用具としての用途が多い。口径が開いているわりに背が低く安定しているので、女性が頭の上に載せて荷物を運ぶのに向いている。

編み目を粗くすれば、野菜や魚の運搬用であり、目を細かに編めば米入れ用と用途も広い。

「スウキカンナ節」では、「あなたのカゴはあまりに粗すぎるので、私の米を入れられるカゴを買いませんか」と歌われる。「越来間切の上地」あたりは、バーキの産地だったそうだ。

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      頭に載せたバーキ。上江洲均著『沖縄の民具と生活』から

バーキの語源はわからないが、「キ」は「箕」の文字を当てて考えることができるそうだ。

ソーキやバーキにしても竹製品。沖縄ではあまり竹を見ない。どのようにしていたのだろうか。上江洲氏によれば、竹は割りやすく編みやすい。沖縄では竹の利用は多かったと思われる。ただ、良質の竹に恵まれず、蓬莱竹が主に用いられてきた。

 昔は「バーキウヤー」と呼ばれるザル売りがいたという。バーキは、「各ムラともカッティー(専門)と呼ばれる人が作っていた。特に惣慶には専門の人がおり、注文に応じて作っていた。山竹でバーキを作った。耳が二つあるミミターチャー(タンカーミーミー)と四つ耳のミミユーチャーがある。それを農家でよく使っており、注文も多かった。籠職人の家庭の者が売り歩くこともあり、それがバーキウヤーである」(上江洲均著『沖縄の民具と生活』)。

 

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