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2014年2月13日 (木)

沖縄県人も犠牲になった台湾2・28事件

沖縄県人も犠牲になった台湾2・28事件

 台湾で2万人以上の死者を出したといわれる1947年の「2・28事件」。そのなかに沖縄県出身者約30人が事件に巻き込まれて犠牲になったと見られている。事件のことは、早くから知っていたが、沖縄県民がこんなに犠牲になっていたとは、沖縄に来るまでは知らなかった。「琉球新報」の関連記事とその他の資料を含めて、少し紹介しておきたい。

 2014年1月29日に、県内犠牲者の遺族や支援者が「台湾2・28事件、真実を求める沖縄の会」を立ち上げた。

台湾では、1947年2月27日夕、台北の繁華街で闇タバコを売っていた女性が、違法行為を理由に軍当局摘発隊に金品を奪われ、殴打された。住民が抗議すると、銃を発砲し1人が殺された。怒った住民は、翌朝専売局公社に集まり抗議行動を起こすと、軍隊が出動して4人が殺害された。怒る群衆は放送局を占拠し、台湾人の総決起を呼びかけた。全土で国民党政府や外省人(戦後大陸から台湾に渡ってきた人々)に対する抵抗運動が広がった。

 3月8日基隆港に3000人余の軍隊が上陸し、台湾全土で武力鎮圧に乗り出した。市民への無差別な発砲や手に針金を刺し込んで縛って束にしてトラックに乗せ海に投げ込むなど、国民党政府と軍は大規模で残虐な殺害・処刑を行った。

Taiwan_228
                専売局台北分局前に集まった群衆

戦前、台湾には日本統治下で、沖縄から多数の県民が渡っていた。47年当時、多くの沖縄人がまだ引き揚げないでとどまっていた。八重山と台湾間を行き来する人たちもいたので、事件に巻き込まれた。台湾の犠牲者も沖縄の犠牲者もその実数は明らかではない。現在までに沖縄で4人の犠牲者名が判明している。

 代表世話人の青山恵昭氏が「琉球新報」1月28日付「論壇」に「今、沖縄から真実を問う」と題して、事件について詳述している。

 青山さんの父・恵先さんは日本敗戦後に鹿児島から台湾に母子を迎えに行き、事件に巻き込まれて行方不明になった。外の3人は、戦後に闇船で八重山から台湾に財産を取りに戻り、消息を絶ったという。

 「台湾政府から県出身者の遺族に対しまだ謝罪の言葉はない。事件の真相を究明し、補償問題を解決することが犠牲者への弔いになる」と青山さんは述べている。

 台湾政府高官が2012年に沖縄を訪れ、遺族2人に聞き取り調査を行っているが、県出身者への被害認定と保障は現在まで実施されていないそうだ。

 台湾でも、当局は歴史の真相を闇の中に閉ざし続け、事件の存在そのものを認めてこなかった。しかし、心ある台湾人たちは一貫して正義の主張を繰り返し、国際的にも人権問題として問われてきた。
 
 事件の際に発令された戒厳令は、1987年にようやく解除された。95年、李登輝総統が謝罪し、補償も進められているという。しかし、事件の真相はいまだに明らかにされていない。

 「真実を求める沖縄の会」では、事件の真相の究明と沖縄出身の犠牲者の認定や賠償を求めているが、これは当然の要求だと思う。

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コメント

台湾人に賠償を求めるのか。悪は蒋介石率いる国民党の外省人。

なんとも醜い記事だと思った。李登輝総統が謝罪した時に、国民党から民主化への励ます言葉さえない。台湾人からすれば、都合よく日本人と言って侵略した外来人ではないか。
これはまさに朝鮮人、中国人とかわら共通の思考
と価値観と民度。
賠償が当たり前だなんて、恥ずかしくないのか。
他のアジアの国の雄姿と大違いだ。
まるで根無し草。プライドも誇りも良心のかけらさえない。よく、民族自決というもんだ。

事件の時に居合わせたのだから、賠償より、もう少し台湾人に寄り添った思いはないのか。

 貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。

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