アルテで「肝がなさ節」を歌う
毎月恒例のアルテ・ミュージック・ファクトリーの今月のテーマは「時」である。エントリーが14組と少ない上に、毎回トップの南亭こったいの落語が、腰痛のためにお休みとなった。
なんと、今回のトップは私だった。選んだ曲目は「肝(チム)がなさ節」。題名は「心が可愛いでしょう」という意味である。
民謡界のヒットメーカー、普久原恒男さんの作曲で、饒辺愛子さんが歌いヒットした。人気曲である。
ファクトリーのあった2月8日は、7日から二日間、私の通う福祉センターは年1回のお祭り。6日の準備から含めて3日間、祭り要員として協力していたので、ほとんど練習ができなかった。
でも、始めてみると、三線はテンポよく弾け、手拍子もいただき、気持ちよく歌えた。 この曲は、1番では、彼の可愛がりは初めは肌の可愛がりだったけれど、時を年を重ねるたびに心の可愛がりになると歌い出す。時間を経るごとに愛情の深まりを歌っている。
4番の歌詞では、世間は急流のように時の流れは速い、夢の間であっても互いに心で可愛がってこその世の中である、と歌う。「時」のテーマにあっているだろう。
私の次は、なんとツレたちだった。ツレはいつも最後だったが、今回は1部にエントリーしたら、夫婦で1,2番ということになった。
新田さんのギター、奥田さんのリコーダー、ツレのボーカルでSMAPの「夜空ノムコウ」を歌った。互いに忙しくてリハーサルは当日を含めて2回しかできなかった。
ギター伴奏だけの歌と違って、リコーダーが入ってとてもいい味わいを出した。ツレの声もよく出ていて、とてもリハ不足とは思えない演奏だった。
今回は、飛び入りが多く、初めて参加の人も数人いた。嬉しいことだ。
有銘親子・友だち4人は、三線と太鼓・三板で宮古民謡など披露した。楽しい演奏だった。
ストリートミュージシャンでいま沖縄滞在中という若者「ショウタロウ」(?)さんは、中島みゆきの「糸」と自作の曲を演奏した。路上の投げ銭を頼りに各地を回っているという。 ブラジルからの留学生も、杉田園さんに連れられて参加した。空手家でいま滋賀大学で日本武道を研究しているとか。ギターも上手いので驚く。
さすがブラジル人だ。文武両道である。
お馴染みのメンバーの演奏も楽しませてくれた。otis yoshiさんは、沖縄市で活動するミュージシャンだ。サム・クックの曲を歌った。 彼はプロなのに、アルテでど素人の演奏にも、すごくよく聞き、ほめる。プロ的な人は、素人は相手にしない人がよくいる。そこが違う。
ギターの越智さん、小嶺さんのラテン曲の演奏には、ギターサークルのメンバーその他が打楽器で加わり、最高の盛り上がりだった。常連の人の姿が見えなかったのは寂しい。4月には100回の記念を迎える。盛り上げていきたいものだ。
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